過去ログ - ほむら「濡れてる……」
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11: ◆FLVUV.9phY[saga]
2014/12/13(土) 15:38:06.72 ID:d32EPYEGo

 うん、これがいいかな。

 女子中学生が持つことの出来る重量をはるかに超える機関銃を片手で悠然と取り出した。
 そして、爆発。指向性の爆風と爆片が魔女を痛めつける。
以下略



12: ◆FLVUV.9phY[saga]
2014/12/13(土) 15:38:56.05 ID:d32EPYEGo





以下略



13: ◆FLVUV.9phY[saga]
2014/12/13(土) 15:39:56.64 ID:d32EPYEGo

 高鳴る鼓動を押さえつけて家に戻り、服をばさりと、投げ捨てる。
 お気に入りのカチューシャもゆっくりと外して、洗面台の横へとしまう。

 蒸れたタイツを伝線しないように脱ぎ、ショーツとブラも脱衣して洗濯機へと放り込む。
以下略



14: ◆FLVUV.9phY[saga]
2014/12/13(土) 15:40:43.39 ID:d32EPYEGo

「すごい! すごいよ、ほむらちゃん!」

 はしゃいだまどかに思い切り頬刷りされた。プニプニとした柔肌の感触が懐かしい。
 放心しきったわたしは、成すがままされるがままにまどかに抱き寄せられている。
以下略



15: ◆FLVUV.9phY[saga]
2014/12/13(土) 15:41:39.58 ID:d32EPYEGo

「鹿目さん? 暁美さんは今日が初めてだったんだから無理もないわよ。鹿目さんが初めての時もぼうっとしていたでしょう?」

「そうだったけ? でも、そうだよね。ごめんね、嬉しくってちょっとはしゃいじゃってて、」

以下略



16: ◆FLVUV.9phY[saga]
2014/12/13(土) 15:42:37.23 ID:d32EPYEGo

 そうね、幸せで、いい。わけがなかった。
 懐かしい記憶の微睡みから意識が舞い戻り、強烈な乖離感を味わう。
 何も知らなかったあの頃。ただ、偽りの幸せを甘受出来てしまっていたあの頃。

以下略



17: ◆FLVUV.9phY[saga]
2014/12/13(土) 15:43:23.40 ID:d32EPYEGo

 けれど、やっぱり駄目だ。

 私はモソモソと布団へともぐりこんで頭から掛け布団を被って膝を抱え込む。
 焦点が合わない瞳が映すのは、じっくりと穢れを溜め込む私自身のソウルジェムだ。
以下略



18: ◆FLVUV.9phY[saga]
2014/12/13(土) 15:44:18.90 ID:d32EPYEGo

 チャイムが鳴る。

 今は日曜日の昼間で用事なんて何もないはず、そう思うが思い出した。
 佐倉杏子と、風見野にあるラーメンを食べに行く約束をしていたんだった。
以下略



19: ◆FLVUV.9phY[saga]
2014/12/13(土) 15:45:08.59 ID:d32EPYEGo

 ぐちゃぐちゃの思考の中で連打されたチャイムの音が空転する。

 意識が、完全に外と分断されている。
 薄暗い情念が囁きかける。
以下略



20: ◆FLVUV.9phY[saga]
2014/12/13(土) 15:46:02.27 ID:d32EPYEGo

「……ぃ! ……む、ら!…………、ら!」

 何か、体が揺さぶられて足元がふらついた。
 もう、何なの?
以下略



21: ◆FLVUV.9phY[saga]
2014/12/13(土) 15:46:53.35 ID:d32EPYEGo

「き、気が付いたか! 馬鹿野郎、あんた一体どうしたってんだよ」

 目の前の佐倉杏子らしき人物はほっとしたのか、胸を撫で下ろしている。

以下略



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