過去ログ - さやか「絶望?飲み干してやるよ」
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5:名無しNIPPER[saga]
2014/12/22(月) 04:00:23.70 ID:0YwsAJDAO
さやか「追ってきてる…」

走りながら息も絶えだえ、私は事実を述べる。
早いなんてものじゃない。
一つ一つの動きがもはや人間のレベルではない。
倒れている荷物を踏み台にして。
複雑な地形を利用して。
少しずつ確実に距離を狭めてくる。

あぁ。
なんだこれ。

違和感が消えた。
生まれた時から
物心ついた時から感じていた「観測者」としての私が確かに眠っていた。

楽しい?
分からない。
防衛反応?
分からない。
恐怖?
分からない。
分からないけれど
「観測者」としての自分が消えたことに嬉しさを隠せなかった。
そうだ、私はー

考えをまとめる前に私は急に立ち止まる。

さやか「何だこれ…」


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