6:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 22:33:32.60 ID:4Uq2g65tO
「別に、これでOKしたってよいのだけど……」
「ぺろ……Pさんのお顔から、嘘ついてる味がしますよぉ?」
7:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 22:34:46.66 ID:4Uq2g65tO
一枚のブロマイドで人気になれたわけでは無いが、間違いなくスターダムに登る切っ掛けとなった。
まずステージ、次にイベント、グラビア、CM。とんとんとことが進み、テレビでショータイム。一つの仕事が芋づる式で仕事を呼びあげる様は、ある種のインフレやビッグバンを彷彿させた。
本人の実力はもちろんだが、僕のプロデュースが二割はあると、自惚れていたい。でなければ、過労で倒れた甲斐が無いのだ。
8:名無しNIPPER[sage]
2014/12/31(水) 22:35:14.71 ID:DcxtKuvv0
真夏の夜のテクニックかな?(すっとぼけ
9:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 22:35:54.30 ID:4Uq2g65tO
……………………………………………
『休暇?』
10:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 22:38:17.91 ID:4Uq2g65tO
「ここはやっぱり、美味しいですねぇ」
まゆは慣れた手つきで箸を運び、寿司を転がして反面のみに醤油をつけ、ネタを下に食べた。こなれた手つきは美しかった。
11:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 22:40:25.92 ID:4Uq2g65tO
……………………………………………
「まゆとPさんを繋ぐ、キズナのリボンです。これ、どう思いますかぁ?」
12:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 22:42:06.28 ID:4Uq2g65tO
『頑張ってー!』。ピョイコピョイコと跳ね飛ぶ薫は、子どもや孫がいたらこんな感じだろうか……と思わせてくれた。
しかし、平生の心を取り戻すには、あまりにも趣向が違った。このエールは、まゆに向けられているからだ。
13:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 22:43:23.89 ID:4Uq2g65tO
「せ、せめてアレ使ってくれ。サイフの中に入れてあるから」
「まゆ、ビニールとよろしくしたいんじゃないですよぉ?」
14:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 22:45:12.41 ID:4Uq2g65tO
まゆは涙の一筋を指ですくい、それをペロリと舐めとった。
「いつぞやの約束、果たさせてくださいねぇ?」
15:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 22:45:53.31 ID:4Uq2g65tO
「ココ♪触ると、すぐに復活しちゃうんですって。……このままじゃ収まりがつきません。まゆのことも、悦ばせてくれますよねぇ?」
「あっ……ああっ!!」
16:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 22:46:30.72 ID:4Uq2g65tO
地の文の習作です。年末をみなさま、いかがお過ごしでしょうか。
拙い作品に最後まで付き合っていただき、本当にありがとうございました。良いお年を。
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