1: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/01(木) 11:24:24.32 ID:n7nYUxI60
王「よくぞ来た勇者よ!久しぶりだな!」
勇者「最近は魔王軍の動きも活発になり活動報告もろくにできず、申し訳ありません」
王「お主の活躍は報告など待たずとも、自然とワシの耳に入ってくる!のう、姫や」
姫「えぇ」
勇者「姫様…」
姫「…」
姫(この特徴のない顔)
姫(戦いの連続で泥臭い格好)
姫(剣以外取り柄はなく)
姫(性格は飾り気がないっていうか純朴そのもの)
姫(悪いってわけじゃないけど…)
姫「勇者様、いつもご苦労さまです」ニッコリ
勇者「姫様!」パアァ
姫(これ位で喜ぶなんてモテない証拠だわー。まぁ男としての魅力感じないしねー)
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2: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/01(木) 11:24:39.04 ID:n7nYUxI60
私は姫。勇者の生まれた中央国王家の一人娘。
お母様から受け継がれた美しい容姿と声で、人々から愛される正にプリンセス。
なのだけれど…。
3: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/01(木) 11:25:04.83 ID:n7nYUxI60
あぁ、何て断ればいいんだろう。下手な断り方をしたら勇者を傷つけてしまう。いや別に勇者が傷つくのはいいんだけれど、私の評判が下がるのは困るわ…。
何せ私は皆に愛されるプリンセス。いつでも美しく、優雅に、愛されていなければならないの。
国全体で勇者の人気が上がっている今、評判を気にせずに振る方法は無さそうだわ。
姫「あぁ、この姫にどうか好都合な展開を…」
4: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/01(木) 11:25:32.99 ID:n7nYUxI60
姫「だ、誰!?」
私はすぐに灯りをつけた。
だけどそれと同時…。
5: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/01(木) 11:25:58.87 ID:n7nYUxI60
姫(これはもしかして…)
ある所に悪い騎士がいました。悪い騎士はお姫様をさらっていきました。
だけど勇者様は幾多の困難を脱し、悪い騎士を退治しました。
そして勇者様とお姫様はめでたく――
6: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/01(木) 11:26:26.09 ID:n7nYUxI60
彼はとてもかっこよかった。
今まで沢山美しい王子や貴族の男性を見てきたけれど、彼らにはない野性的な逞しさも兼ね揃えていた。
私の口を塞いでいた手も大きくて逞しかったし、よく聞けば声も低い美声だ。
暗黒騎士「姫様」
7: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/01(木) 11:26:55.21 ID:n7nYUxI60
姫(これはもしかして…)
〜以下、妄想〜
8: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/01(木) 11:27:22.44 ID:n7nYUxI60
姫「連れて行って下さい…あぁでも、私長い距離は歩けませんわ」
姫(お姫様だっこ!お姫様だっこ!)
暗黒騎士「…」
9: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/01(木) 11:27:48.93 ID:n7nYUxI60
姫「持ちました、さぁ行きましょう」
飛龍「グ、グリュリュ〜…(通訳:重っ)」
暗黒騎士「では飛び立つ」
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