10:名無しNIPPER
2015/01/02(金) 10:05:02.84 ID:lFXGP3BeO
公園の出口に向かっていた猫は
出口を抜けると茂みの中へと走っていく
赤髪の少女は懸命に長髪の少女の腕を引きながら追いかける
11:名無しNIPPER
2015/01/02(金) 10:09:13.81 ID:lFXGP3BeO
のそのそと走る猫は、
茂みの中へと入っていった
長髪の少女も負けじと茂みへと入っていく
12:名無しNIPPER
2015/01/02(金) 10:17:34.30 ID:lFXGP3BeO
掻き分けて進むとすぐに茂みを抜けた
抜けた先はとても入り組んでいて、
少し進めばすぐに迷いそうな道が続いていた
長髪の少女は指をさした
13:名無しNIPPER
2015/01/02(金) 11:54:44.31 ID:lFXGP3BeO
「もう少しだねっ」
赤髪の少女が懸命に、
でも嬉しそうな顔で笑う
14:名無しNIPPER
2015/01/02(金) 12:01:02.74 ID:lFXGP3BeO
「わっ」
赤髪の少女は呆気にとられ、猫を見直した
「…??」
15:名無しNIPPER
2015/01/02(金) 13:44:43.73 ID:lFXGP3BeO
猫を見失い、その場に残された2人は暫くぼぅっとしていた
長髪の少女は残念そうにその場に座り込む
「あーあ」
16:名無しNIPPER
2015/01/02(金) 13:49:45.36 ID:lFXGP3BeO
「おっきかったねっ」
「…うん」
「走ったら速かったね」
17:名無しNIPPER
2015/01/02(金) 13:59:50.85 ID:lFXGP3BeO
「もう少しで捕まえられたのにね」
「うん…」
何を問いかけても小さな返事しか返ってこないので、赤髪の少女は長髪の少女をちらっと見た
18:名無しNIPPER
2015/01/02(金) 14:10:57.27 ID:lFXGP3BeO
そうして2人は来た道を戻っていたが、
歩いても歩いても中々出口が見えてこなかった
赤髪の少女が不思議そうな顔で長髪の少女を見る
19:名無しNIPPER
2015/01/02(金) 14:21:42.85 ID:lFXGP3BeO
「公園…どこ?」
泣き出しそうな顔で聞く長髪の少女
赤髪の少女は答えなかった
20:名無しNIPPER
2015/01/02(金) 14:28:18.03 ID:lFXGP3BeO
赤髪の少女は手を引いて歩きながらふと空を見た
沢山の木が立っているせいで視野は狭かったが、それでも空が見えるくらいには隙間はあった
空を見た赤髪の少女は、
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