2:名無しNIPPER[sage]
2015/01/03(土) 07:14:14.55 ID:mIcf1aNro
「ふわぁ....」
「ん....」
ココアさんのいない何度目かの朝です
3:名無しNIPPER[sage]
2015/01/03(土) 07:17:21.27 ID:mIcf1aNro
チノ「あけましておめでとうございます。お父さん。おじいちゃん」
タカヒロ「あけましておめでとう、チノ」
ティッピー「あぁ、おめでとう」
4:名無しNIPPER[sage]
2015/01/03(土) 07:18:39.13 ID:mIcf1aNro
タカヒロ「多分そうだ。チノには寂しい思いをさせたかもしれないな。すまない」
チノ「いえ、今年はココアさんがいたので寂しいなんてことはありませんでした。新しい友達もたくさんできましたし」
ティッピー「お前もココアが来てからかなり変わったのお」
5:名無しNIPPER[sage]
2015/01/03(土) 07:19:31.78 ID:mIcf1aNro
ティッピー「で、このあとはどうするんじゃ?」
タカヒロ「あ、復活した」
ティッピー「親に対してどういう言い草じゃ」
6:名無しNIPPER[sage]
2015/01/03(土) 07:23:17.39 ID:mIcf1aNro
数時間後 甘兎庵前
千夜「あら、チノちゃん。おめでとう」
チノ「あけましておめでとうございます千夜さん。綺麗なお着物ですね」
7:名無しNIPPER[sage]
2015/01/03(土) 07:26:42.33 ID:mIcf1aNro
マヤ「おっ、チノ〜。あけましておめでとう〜」
リゼ「あけましておめでとう、チノ。千夜もお帰り」
千夜「ただ今戻りましたー」
8:名無しNIPPER[sage]
2015/01/03(土) 07:27:28.66 ID:mIcf1aNro
カランカラン
メグ「ごめーん。遅くなりましたー」
千夜「あらメグちゃんいらっしゃい」
9:名無しNIPPER[sage]
2015/01/03(土) 07:28:44.08 ID:mIcf1aNro
メグ「リゼちゃんとマヤちゃんはいつも通りの服にしたんだね〜」
マヤ「着物は動きにくいからね。それに屋台で何か買って食べたときに汚しちゃったりしたらいやじゃん?」
メグ「なるほど」
10:名無しNIPPER[sage]
2015/01/03(土) 07:29:21.07 ID:mIcf1aNro
千夜「シャロちゃんも抱きついてきたら?」
シャロ「そそそそそんなことできるわけないじゃない!」
千夜「そう?一年の計は元旦にありって言うじゃない。去年の自分と違うってことを見せるのよ!」
11:名無しNIPPER[sage]
2015/01/03(土) 07:32:09.66 ID:mIcf1aNro
町はずれの小さな神社。異国情緒あふれるこの町にも一応神社はあるのだ。といってもやはり、ここにそれほど大勢の人が集まることはない。普段は閑散としていて常駐の神主さんもいない。夏には虫取りポイントになるかと言われれば、子供たちは普通こんなせせこましい場所には来ずもっと広い公園に行く。インドア派のチノはこの神社に数えるほどしか来たことがなかった。
年に一度正月には多少は混むが、この町の人は大抵初詣には隣の町の大きな神社まで足を伸ばすので、混んでいるといっても高が知れていた。
町を見渡す高台の一角。小さな鎮守の森に囲まれて、西洋的な市街地から弾き飛ばされたようにも見える。100年ほど前に建てられたという鳥居の前に甘酒と人形焼の屋台が出ていて、どちらにも4,5人が並んでおり、繁盛というわけではないがまずまずの売れ行きといったところだろうか。
12:名無しNIPPER[sage]
2015/01/03(土) 07:37:36.27 ID:mIcf1aNro
歩いているときは感じなかったが、列に並び立ちんぼになると、上着を羽織っているといえども襲い来る冬の風が身に凍みて反射的に身体も縮こまってしまう
リゼ「にしてもチノが着物で来るとはちょっと意外だったな」
チノ「昔母が仕立ててくれまして。せっかくだから着たいなと」
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