過去ログ - P「......会員制オーディション?」
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2:名無しNIPPER
2015/01/04(日) 04:23:58.61 ID:OrkLoRtG0
街頭テレビが眩しい。
画面の向こうでは、俺のアイドルがトロフィーを持って微笑んでいた。
いつも俺に向けられていた微笑み。
もう遠い存在になってしまった微笑み。

以下略



3:名無しNIPPER
2015/01/04(日) 04:24:32.04 ID:OrkLoRtG0
自分より有能な奴はいくらでもいた。
手持ちのアイドルよりも才能あふれるアイドルが山ほどいた。

でも、なんでこんなことが。

以下略



4:名無しNIPPER
2015/01/04(日) 04:25:10.53 ID:OrkLoRtG0
凛「......ごめん。プロデューサー。実はもう知ってるんだ。」

P「.........なにを、だ?」
ペンを持つ指が震える。
歯がカチカチを音を鳴らす。
以下略



5:名無しNIPPER
2015/01/04(日) 04:25:40.09 ID:OrkLoRtG0
その夜も、いつぞやのように、ゴミ捨て場に捨てられた。
酒を飲んでも飲んでも、酔えなかった。
その割には、頭痛と吐き気がひどい。

壁によりかかりながら、路地を行く。
以下略



6:名無しNIPPER
2015/01/04(日) 04:26:10.33 ID:OrkLoRtG0
チケットの裏には、地図があり、会場を示しているようだ。
幸いなことに、事務所の近くのようだ。

次の日の昼。
俺は、会場の前に立っていた。
以下略



7:名無しNIPPER
2015/01/04(日) 04:26:47.43 ID:OrkLoRtG0
愛梨「プライベート、大公開ですね!いっぱい見てください……あっ、あんまり見ちゃダメです!」
壇上には、つい先日、シンデレガールズになったばかり。
すなわち、全国規模のファン投票で1位に輝いた『十時愛梨』が立っていた。

P「ぷ、プライベート?何を言っているのか分からないけど、君がウチの事務所に来てくれるのかい?」
以下略



8:名無しNIPPER
2015/01/04(日) 04:27:15.86 ID:OrkLoRtG0
P「あぁ!くそっ!なんで961のアイドルに勝てないんだ!!」
俺は、イライラしていた。
所属アイドルが軒並み、テレビやラジオ、劇の主役のオーディションに落ちたのだ。
しかも、特定の事務所のアイドルに負けた。

以下略



9:名無しNIPPER
2015/01/04(日) 04:27:56.60 ID:OrkLoRtG0
そして、俺はまたあの会場にいた。
パイプイスに座り、幕が上がるのを待っていた。
幕がゆっくりと上がる。

???「どもープロデューサーさん!ふぇいふぇいダヨー!」
以下略



10:名無しNIPPER
2015/01/04(日) 04:28:31.91 ID:OrkLoRtG0
幕の向こうには、前回と同様に、無名のアイドルが10人立っていた。

P「...殺してやる。あの野郎!ぶっ殺してやる!」
折角のアイドルをそのままに、俺は走った。
女は、先ほどと変わらない姿で、体勢でいた。
以下略



11:名無しNIPPER
2015/01/04(日) 04:29:04.12 ID:OrkLoRtG0
蘭子「あっ…はっ、ふははは!闇に飲まれ…じゃなくて。あの…えっと、お疲れさまです!…わざわざ、遠いところまですみません!」
俺は、椅子を倒し、飛びあがりながら、ガッツポーズをした。
愛梨の同様に「2代目シンデレラガールズ」に選ばれた。あの『神崎蘭子』が目の前に立っている。
これで、961のやつらに泡を吹かせることができる!

以下略



12:名無しNIPPER
2015/01/04(日) 04:29:42.04 ID:OrkLoRtG0
P「凛。移籍だ。準備しろ。お前が行けば、事務所が助かる。」
すでに、俺は凛のことが見えていなかった。
もうなにも見えていなかったんだ。

凛「助かるのは、プロデューサーじゃないの?それにある意味、私も助かるよ。じゃあね。バイバイ。」
以下略



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