過去ログ - 花陽「はんたいの世界」
1- 20
6:名無しNIPPER
2015/01/04(日) 23:06:01.84 ID:BKFeZtv40
真姫「……ていうか、掃除の手すっかり止まっちゃったじゃない。
まあ、これだけ掃除すれば大丈夫だとは思うけど」

花陽「すっかり綺麗になったねえ……」

以下略



7:名無しNIPPER[sage]
2015/01/04(日) 23:11:16.81 ID:BKFeZtv40
ここまでにして一期再放送見てきます


8:名無しNIPPER[sage]
2015/01/04(日) 23:24:57.04 ID:8AXsEjNw0
期待


9:名無しNIPPER[sage]
2015/01/04(日) 23:35:00.59 ID:BKFeZtv40
何度見ても真姫ちゃんの愛してるばんざーい可愛くてツラい……アイドルに生きるかよちんとつれ回される凛ちゃん可愛い……本当ラブライブやばいっすね、月曜を生きる理由をお与えくださった神に感謝してます……4話はまだか………

ちまちまと再開します


10:名無しNIPPER
2015/01/04(日) 23:37:08.12 ID:BKFeZtv40


なにもせずに居るのも物寂しくなって、なんとなく、ぐるりと部室を見渡せば。伝伝伝やポスターなど、きらびやかなグッズに溢れかえるなかでも、今、いやに目につくのは――やっぱりさっきまでの話題の中心、鏡さんでした。

歩み寄って、そっと触れない程度に手のひらを近付けると……なんとなく涼しげな気分。向こう側から、困ったように眉を下げる冴えない自分が、じっとこちらを見つめてきます。この跳ね返った光の壁に――薄気味悪いくらい透明な世界に存在しているのは、希ちゃんの言葉を借りるならば。花陽達の「真反対の世界」……なのでしょう。
以下略



11:名無しNIPPER
2015/01/04(日) 23:40:05.16 ID:BKFeZtv40

花陽が考えていたのは至極簡単、凛ちゃんのことです。
前々から、思っていました。凛ちゃんが女の子っぽく見られないのは――花陽が、凛ちゃんよりダメだからだって。
花陽が王子様になれないから――凛ちゃんは王子様に見られちゃっていたのだと。
幼馴染みとして二人ワンセットで数えられることも多い私達―――元気はつらつでスポーツ大好きな凛ちゃんと、内気で臆病で、折り紙が大好きな花陽。
以下略



12:名無しNIPPER
2015/01/04(日) 23:41:09.80 ID:BKFeZtv40
そうですね。

例えば性格が真反対だったら。例えば――


以下略



13:名無しNIPPER
2015/01/04(日) 23:42:11.24 ID:BKFeZtv40
花陽「…………へ?」


なんということでしょう、いきなり鏡がへこみました、一大事―――じゃないですかね?って、これってどうなっちゃってるのぉ!?

以下略



14:名無しNIPPER
2015/01/04(日) 23:43:37.60 ID:BKFeZtv40
――慌てて絞り出した叫びむなしく、鏡に飲み込まれてしまいました―――え、ええー。
反射的にひっ、と声が漏れでちゃった。なにも見えない中、とにかく必死に叫びます。


きゃあああ!!!ひい!!!う、う、うわああ!!なんかつめたくて、とってもまっくらでいやだよお――真姫ちゃん、凛ちゃん―――あれ、なんか一周回って冷静になって―――いやいやいやそんなわけ無い!こわい、こわいよぉ、だれか、たすけ―――
以下略



15:名無しNIPPER
2015/01/04(日) 23:44:08.96 ID:BKFeZtv40


…――まるで、『鏡に写したかのように』真反対な、この部室のおかしさに。




16:名無しNIPPER
2015/01/04(日) 23:44:57.01 ID:BKFeZtv40

花陽「………………」

たっぷり三秒、固まって。振り替えれば鏡がそこに。無言で手のひらを押し付けてみるけれど――柔らかくなるどころか、びくともしません。どうしましょう。どうしたことでしょう、どうすれば――いいんだろう。脳味噌はぐるぐる頭のなかでミキサー並に回った後、ついにそのお仕事を放棄し始めちゃったので、今の花陽はぼーっとすることしか出来なくなっちゃいました。近くにあったパイプ椅子。よろめくように腰を落としました。どこからか夕日が差し込んできました。窓からに決まってますね。



51Res/42.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice