133: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/01/21(水) 01:07:43.96 ID:FXhoow7v0
教会
マミ「うっ...」
マミ(ひどい...こんなにも荒らされて...)
134: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/01/21(水) 01:09:15.27 ID:FXhoow7v0
マミ「っ...!?」
結界の中に入った私を迎えたのは、立ち込める霧と、充満する異臭だった。
135: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/01/21(水) 01:11:03.72 ID:FXhoow7v0
幾多にも積み重なる人間の胴体。
枯木に突き刺さった腐りきった頭部や手足。
床や壁に染み付いた、既に乾ききっている大量の血痕。至るところ・物にぶちまけられた内臓の一部。
136: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/01/21(水) 01:11:45.77 ID:FXhoow7v0
マミ(いったいなんの目的でこんな...)
気持ちを落ち着かせ、回廊を進んでいく。
武士のような使い魔が端に並んでいるが、私を攻撃するどころか、行く手を阻む素振りすら全くみせない。
137: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/01/21(水) 01:13:09.89 ID:FXhoow7v0
主は、長槍を片手に華やかな赤い衣装を身に付けた細身の人型で、頭部は蝋燭に灯された火になっており、白馬にまたがってこちらを見つめていた。
マミ「あなたが彼らを...?」
魔女「......」
138: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/01/21(水) 01:15:02.92 ID:FXhoow7v0
魔女の脇を通り抜け、私は彼女たちのもとへと駆け寄る。
不思議なことに、魔女は無防備な私に槍を突き立てはしなかった。
けれど、今の私にはそんなことを気にしている余裕はなかった。
139: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/01/21(水) 01:19:56.19 ID:FXhoow7v0
マミ「...許さない!」
もう、理由だなんてどうでもいい。
怒りの赴くままに、元凶となった魔女へと向き合う。
140: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/01/21(水) 01:21:49.32 ID:FXhoow7v0
訪れる沈黙。
やがて、耐え切れなくなったのか、正面の魔女が動き出す。と、同時に左右の魔女も跳びかかってくる。
だが、引き金はまだ引かない。
141: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/01/21(水) 01:22:37.88 ID:FXhoow7v0
3体の魔女が、同時に槍を構えて突撃してくる。
どれが本体かなんて考えている余裕はない。
急いでマスケット銃を精製し、銃を構える。
142: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/01/21(水) 01:23:19.63 ID:FXhoow7v0
マミ「え...?」
魔女の幻影が全て消える。
残ったのは、動きを止めた一体の魔女だけ。
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