5: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/01/05(月) 00:41:06.49 ID:0zAQd8m50
声がした。
恐る恐る目を開けてみると、魔女の斧に黄色のリボンが巻きつき、あたしへの攻撃を防いでいた。
「だけど、魔女の方も同じ能力だったのはついていなかったわね」
6: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/01/05(月) 00:41:58.75 ID:0zAQd8m50
杏子「そ、その...助かったよ。あんたは...?」
「挨拶は後よ。今は魔女を倒さなくちゃ」
そう言う彼女の眼光は、とても鋭かった。年齢はあたしとさほど変わらない筈なのに、なんていうか、本当の『ベテラン』ってやつを感じた気がした。
7: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/01/05(月) 00:43:21.67 ID:0zAQd8m50
あの人の戦いは凄かった。
ベレー帽を空に投げると、その中から振ってくる大量のマスケット銃。
それを撃っては持ち替え撃っては持ち替えて、次々に使い魔を消し去っていく。
8: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/01/05(月) 00:44:00.56 ID:0zAQd8m50
彼女の名前は、巴マミ。
この町へ来た理由を話したあたしは、何故だか彼女の家に招待された。
杏子「」ジュルル
9: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/01/05(月) 00:44:45.76 ID:0zAQd8m50
杏子「助けて貰ったうえにケーキまでご馳走になっちゃって、なんだか図々しいよね、あたしって」
マミ「招待したのはこっちなんだし気にしないで。私も魔法少女の子と一緒にお茶できてうれしいもの」
杏子「ならいいんだけど...」
10: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/01/05(月) 00:45:40.21 ID:0zAQd8m50
杏子「でも...あたしのほうこそ、今日マミさんと会えてよかったな」
マミ「えっ?」
杏子「あたし、魔法少女としてはまだ半人前だからさ、お茶しながら色んな話聞かせて貰って勉強になったよ」
11: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/01/05(月) 00:46:29.13 ID:0zAQd8m50
――――――――――――――――――
まただ。また、まどかが関わることを防ぐことができなかった
どうにかして、まどかと美樹さやかを巴マミから離さないと...
12: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/01/05(月) 00:47:13.61 ID:0zAQd8m50
ほむら「何故?」
マミ「魔力を使ってまで追い回していたのは、それなりの理由があるからでしょう?」
ほむら「それは...」
13: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/01/05(月) 00:48:48.41 ID:0zAQd8m50
どうにも、この時間軸の巴マミの対応はおかしい
家族同然のキュゥべえを攻撃されたのなら、もっと怒っているはずだ。
まどかとキュゥべえが出会う可能性を減らすためならば、仕方のないリスクだと覚悟していた。
14: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/01/05(月) 00:50:57.81 ID:0zAQd8m50
マミ「―――以上が、魔法少女と魔女についてよ」
まどか「魔女との戦いの人生と引き換えの願い事かぁ...」
さやか「金銀財宝とか、不老不死とか、満漢全席とか〜?」ニヘラ
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