過去ログ - キョン「ペルソナァッ!」 クマ「ザ・ゴールデンクマ!」
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20:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 18:20:04.42 ID:CL7Y8+DEo

「いずれも、我々が侵入することのできない、イレギュラーなタイプの閉鎖空間です。現在確認されている限りで、一時間にひとつほどのペースで、現れては消え、現れては消えを繰り返しています。そして、いずれもかなり大規模なものです」

「……ハルヒの様子がおかしいことに関係しているのか」

「おそらく。しかし、今回出現している閉鎖空間には、いずれも神人の存在は確認されていません」

「侵入できなくとも、神人の有無はわかるものなのか」

「ええ、それが僕らの能力ですから。いつもどおり、彼女の精神がストレスのはけ口としての目的で閉鎖空間を創り出しているとしたら、神人の発生を伴っていないのはおかしい……」

つぶやくような音量で、ブツブツと思考を巡らせる古泉。
神人が暴れまわるわけでもなく、現れては消えてゆく閉鎖空間。ハルヒの精神に、一体何が起きているというのだろうか。
そして、昨晩のテレビの映像……

「……涼宮ハルヒは」

俺と古泉、ふたり分の沈黙を破ったのは、これまで黙って話を聞いていた長門の声だった。ふたり分の視線を受けながら、長門は何かを話そうとした。しかし、それを遮るかのように―――

バン。

勢いよく、部室のドアが開いた。破裂音にも似た音がした方を見ると、現れたのは……

「朝倉?」

我がクラスの委員長、朝倉涼子だった。朝倉は、何やら余裕のない表情で、俺たち三人の顔を順番に見た後で、

「涼宮さんが倒れたわ」

と、普段よりも幾分か低い声で告げた。


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