過去ログ - キョン「ペルソナァッ!」 クマ「ザ・ゴールデンクマ!」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/01/07(水) 18:21:03.10 ID:CL7Y8+DEo
………
俺たちは、午後の授業をボイコットし、ハルヒの搬送された病院へと向かった。以前、俺が入院したのと同じ病院、古泉ら、『機関』の息のかかった病院だ。そして、かつて俺に割り当てられていたのと同じ病室の、俺と同じベッドの上に、ハルヒは目を閉じて横たわっていた。
「原因は」
「わからないそうよ」
両手を肩ほどまで上げ、朝倉が首を横に振る。
「お昼ご飯の後、突然意識を失って倒れたの。心肺機能も脳波も正常、健康そのもの。だけど、目を覚ます気配は今のところなし、外傷もないし、ホントに原因不明」
「涼宮さん……どうしちゃったんですか」
ベッドの脇の丸椅子に腰をかけた朝比奈さんが、ハルヒの閉ざされたまぶたにかかった前髪を、指で梳く。
「……古泉、閉鎖空間は?」
俺が訊ねると、古泉は少し考えるように視線を泳がせたあと
「一時間半ほど前に消滅して以降は、発生していません。最後のものが消滅した時間は、涼宮さんが意識を失った時間と一致します」
と、表情を強ばらせながら言った。
「……涼宮ハルヒは、今、何らかの脅威に曝されている」
次に口を開いたのは、長門だった。
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