過去ログ - キョン「ペルソナァッ!」 クマ「ザ・ゴールデンクマ!」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/01/07(水) 19:02:29.72 ID:CL7Y8+DEo
「あなたに片方任せて、大丈夫かしら……」
「オイ! どういう意味だコラっ!?」
「―――いいわ。この際、仕方ないもの……有希、あの娘の件だけど、問題ないわね?」
不意に、頭を横に振りながら、朝倉が、長門に訊ねかける。それを受け、長門は一瞬、沈黙した後、
「問題ない。彼女は有能な端末」
と、短く答えた。みくるには、その言葉の意味がわからない。しかし、彼女たちの間で、何かしらの確認が済んだようだった。
「いいわ、巽くん。あなたにも来てもらう。ただし、私たちの用意した人員と一緒に、という条件付きよ」
朝倉の言葉に、巽は、頭上に疑問符を浮かべる。
「ま、あなたは特に、考えなくていいわ。言われたとおりに動いてくれるなら、それで」
「やっぱアンタ俺を馬鹿にしてんだろ!」
「巽くん、この場は彼女たちの判断に任せようよ。向こうの世界……閉鎖空間の中のことは、僕たちよりも彼女たちが詳しいんだ」
「そりゃ……まあ、そうか……? まあ、オマエが言うならいいけどよ……」
と、白鐘の提言に、あっという間に丸くさせられる巽。この二人の力関係が伺える。
「時間が惜しいわ。私たちはすぐに出るわよ。それと、朝比奈さんと通信するのは、恐らくあなたには無理だから。私たちの用意した、仲間を介してやりとりして」
朝倉の言葉に、黙って頷く巽。
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