過去ログ - キョン「ペルソナァッ!」 クマ「ザ・ゴールデンクマ!」
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63:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 19:07:13.81 ID:CL7Y8+DEo
俺は里中とともに、ケルベロスの背から、地面に降りる。
ケルベロスの耐性ならば、炎を無視して攻撃を仕掛けることができる。しかし、一気に勝負をつけなければ、奴さんとのパワー比べに突入して、最悪返り討ちだ。

「ちょっと、キミ、どうする気よ?」

「下がってろ、里中!」

敵も方向転換を済ませ、こちらに向かって、突撃の準備行動に入っている……今しかない。

「ケルベロス!」

大地を蹴り、ケルベロスが牙を剥きながら、巨大な竿へに襲いかかる。放たれる炎は、ケルベロスにとって敵ではない。炎の壁を突き破り、ケルベロスが、魔羅の中程へと牙を立てた!

「ペルソナァ――ーッ!」

全精神力をケルベロスの顎に集中させ、裏スジを食い破らんと、ただただ奥歯に力を込める。しかし、さすがに筋張っている……

「え……! ちょ、きょ、キョンくん!」

何故だか顔を真っ赤にした、里中の声が、俺にかけられる。しかし、構っている暇はない。ケルベロスがさらに深く、アレに食いつこうとした、その時―――。

ぐいん。

と言ったような音を立てんとする勢いで―――悪魔の竿の根元が、『伸びた』―――。

「なっ―――!?」

ブン。と、リーチの伸びた、その身体を振るう悪魔。その遠心力に負け、ケルベロスの顎が、悪魔の身体から離れる。
ガシャン。と、音を立て、アーケード街の店先に叩きつけられたケルベロスの全身に、傷が走り。その痛みが、俺へとフィードバックする。


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