過去ログ - 岡崎泰葉「どんな過去であっても」
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10:名無しNIPPER[saga]
2015/01/09(金) 21:52:51.69 ID:y6sOBbmQo

「……監督が?」

 泰葉が続きを促すように俺の言葉を繰り返す。

以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2015/01/09(金) 21:53:46.64 ID:y6sOBbmQo

「今の俺が『わぁ、すごい……』なんて目を輝かせてきょろきょろしてたらおかしいけど」

 仕事柄、今の自分にとっては撮影現場なんて最早珍しい訳でも何でもない。

以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2015/01/09(金) 21:55:08.16 ID:y6sOBbmQo

 それはつまり、あれだろうか。

 ――子供のようなきらきらした瞳で撮影現場を眺めて、楽しそうにはしゃぐ大人になった今の自分。

以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2015/01/09(金) 21:58:22.90 ID:y6sOBbmQo

「『坊や、そんなに興味があるなら君も出てみるかい?』」

 そんな感じだったはずだ。

以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2015/01/09(金) 22:00:55.77 ID:y6sOBbmQo

 勿論、何か台詞があったりする訳でもなければ、物語に絡む訳でもない。

 文字通りのエキストラ。先程の女の子と一緒で、あくまでも背景として存在するだけ。

以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2015/01/09(金) 22:01:42.16 ID:y6sOBbmQo

「もしかして――」

 話を聞き終えた泰葉は、ふと何かを思いついたような顔をする。

以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2015/01/09(金) 22:02:51.60 ID:y6sOBbmQo

 この仕事を選んだのは、たまたま今の事務所の社長に声を掛けられたから。

 本格的に就活シーズンが始まる少し前の時期。

以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2015/01/09(金) 22:10:15.73 ID:y6sOBbmQo

「そうですか……。もしそうだったら、ちょっと良い話だな、って思ったんですけど」

 泰葉の表情は少し残念そうだった。

以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2015/01/09(金) 22:11:39.80 ID:y6sOBbmQo

 仕事を終えて、自宅に帰る。

 シャワーを浴びて、一人で晩御飯を食べて。

以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2015/01/09(金) 22:18:27.39 ID:y6sOBbmQo

 懐かしいな、と思いながら捲っていく。

 最初は件の写真を真っ先に探そうと思ったのが、やはりアルバムと言うものにはそういう魔力があるらしく。

以下略



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