過去ログ - 紬「真夜中のいちご」
1- 20
35:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:21:34.14 ID:sdjP5j9j0

「ありがと」

差し出された左手を掴み、ぎゅっと引き上げてくれる力に合わせて立ち上がる。

「大丈夫か?まだ気持ち悪かったりしないか?」

「えっと…わたし…」

学生御用達の安いチェーン店のアルコールは、たくさん飲むものじゃない。
今までこんなことは一度もなかったのに。

「珍しいよな。ムギが潰れるなんて」

「ごめんね…迷惑かけて」

「そんな。大したことないよ。わたしだってムギに介抱してもらったこと、あるしな」

「ありがと」

ちっとも気持ち悪くなんかない。
むしろちょっと眠ったおかげですっきりしたくらい。

わたしはゆっくり思い出す。
ああ、そうだ。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
132Res/82.03 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice