過去ログ - きみのためなら、どこまでも
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38: ◆.rY2qo2h4vIA[saga sage]
2015/01/18(日) 15:37:46.53 ID:f61qpw8i0
「言葉なんて所詮記号だもの」

「思いとはまた別のものよ」

「それなのに、その『記号』を発音しただけで思いのすべてを伝えたつもりになって...」
以下略



39: ◆.rY2qo2h4vIA[saga sage]
2015/01/18(日) 15:43:33.53 ID:f61qpw8i0
自分でもわからなかった

たしかに未練はないはず...僕ももう消えてなくなるはず
なのに...

以下略



40: ◆.rY2qo2h4vIA[saga sage]
2015/01/18(日) 15:50:42.30 ID:f61qpw8i0
「君の描いた絵にはまだ小さな余白がある」

見慣れた校舎と、その屋上
そこに何か描こうとして、消した跡があった

以下略



41: ◆.rY2qo2h4vIA[saga sage]
2015/01/18(日) 15:54:18.37 ID:f61qpw8i0
あなたはいつも隣にいた
小さいころからずっと、そばにいた


あなたとは幼馴染だった
以下略



42: ◆.rY2qo2h4vIA[saga sage]
2015/01/18(日) 16:05:14.88 ID:f61qpw8i0
だからこそ、思いを伝えることはできなかった

この関係が壊れてしまうかもしれない
いや、どう転んでも、この関係は確実に壊れる

以下略



43: ◆.rY2qo2h4vIA[saga sage]
2015/01/18(日) 16:09:18.44 ID:f61qpw8i0
あなたのことを疑い始めたのは、最近のことだ

優しいあなたは、今も無理して私といるのかもしれない

あなたの優しい言葉も、嘘かもしれない
以下略



44: ◆.rY2qo2h4vIA[saga sage]
2015/01/18(日) 16:17:39.55 ID:f61qpw8i0
「だったら、うやむやにしてしまいましょう」

「あなたの本当の気持ちなんて知らない」

「でも、このまま死んでしまえば、嘘も真実も闇の中...」
以下略



45: ◆.rY2qo2h4vIA[saga sage]
2015/01/18(日) 16:24:35.22 ID:f61qpw8i0
「たしかに...僕の未練は君に告白できなかったことじゃない」

「...そう」

泣いてしまいたかった。でも、涙は出ない
以下略



46: ◆.rY2qo2h4vIA[saga sage]
2015/01/18(日) 16:38:00.24 ID:f61qpw8i0
気が付くと、抱きしめられていた
どこにも行かせないと言わんばかりに、強く

体も実体を取り戻していた

以下略



47: ◆.rY2qo2h4vIA[saga sage]
2015/01/18(日) 16:43:49.40 ID:f61qpw8i0
私はうなずいた

君は微笑んでくれた

君に手を取られ、キャンパスの前に立つ
以下略



48: ◆.rY2qo2h4vIA[saga sage]
2015/01/18(日) 16:50:25.03 ID:f61qpw8i0
このおかしな世界じゃ、この先どうなるのかなんて見当もつかない

本当に現実で目を覚ますのか、あの世に行ってしまうのか
またこの世界に迷い込むのか

以下略



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