過去ログ - 朝倉涼子「彼の下駄箱に手紙を入れたわ」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2015/01/19(月) 04:29:45.11 ID:pFBqYFQN0
今日、彼の下駄箱にノートの切れ端を入れた。
『放課後誰もいなくなったら、一年五組の教室まで来て』
紙にはただそれだけのことを書いた。
SSWiki :
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2
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/01/19(月) 04:30:17.42 ID:pFBqYFQN0
わたしは今日、彼を教室に呼び出して殺す。
そこにあたしの意思は存在しない。
わたしを創った存在の希望に沿うだけ。
以下略
3
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/01/19(月) 04:30:45.84 ID:pFBqYFQN0
そして放課後、彼は教室にやってきた。
彼が来ないので帰ろうと思った瞬間だった。
「遅いよ」
以下略
4
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/01/19(月) 04:31:42.60 ID:pFBqYFQN0
彼はわたしが呼び出したことが心底意外だったのか、教室の入り口で引き戸に手をかけたまま固まっていた。
「入ったら?」
わたしは彼に入室をうながす。
以下略
5
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/01/19(月) 04:32:35.65 ID:pFBqYFQN0
「用があることは確かなんだけどね。ちょっと訊きたいことがあるの」
なんとなく彼に興味が湧き、質問をしてみる。
「人間はさあ、よく『やらなくて後悔するよりも、やって後悔するほうがいい』って言うよね。これ、どう思う?」
以下略
6
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/01/19(月) 04:33:23.37 ID:pFBqYFQN0
そして座り込んでいる彼と暫しの雑談。彼が立ち上がるのを待つ。
『彼女』はまだ来ない。そうこうしているうちに彼が弱々しく立ち上がる。
そして彼は脱兎の様に駆け出し教室から出ようとした。
以下略
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