過去ログ - 八幡「気の向くまま過ごしてた二人だから」雪乃「そうね」
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11: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:01:16.38 ID:BhSZj49po
あの時の彼女の泣き顔が、今でも目に焼きついて離れない。

もしも。

もしも、俺がもっとうまくやっていたら、あんなことにはならなかったのだろうか。
以下略



12: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:01:43.87 ID:BhSZj49po
八幡「…………」

雪乃「やはり体調悪いのかしら?」

八幡「いや、昔りんご飴食って腹痛になったのを思い出してよ」
以下略



13: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:02:10.26 ID:BhSZj49po
雪乃が劇の準備ということで、俺はその辺を一人でぶらつくことになった。

とりあえず、人の少ない木陰のベンチに腰掛ける。小さな一人用だから友人や恋人と来るリア充どもはやって来ない。ぼっちに優しいな、この学校。

ふと、またあのことが頭にちらつく。
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14: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:02:37.46 ID:BhSZj49po
誤解とは言え解は出ている。一度出来上がってしまったイメージを払拭するのが難しいのは、この二十年くらいの人生で実感している。

なら、ならば、どうすればよいのだろう。

雪乃に相談する?
以下略



15: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:03:19.71 ID:BhSZj49po
八幡・雪乃「「いただきます」」スッ

基本的に俺たちの間に会話はない。が、それは二人にとって苦痛ではない。

雪乃「……八幡くん」
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16: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:03:45.48 ID:BhSZj49po
八幡「どうしたんだよ?」

雪乃「やはりあなたは……」

その声は震えている。しまった。俺の最も恐れていたことが起こってしまったらしい。
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17: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:04:14.48 ID:BhSZj49po
八幡「こっちだって長い付き合いだから、お前がどう思ってどう行動するかも多少はわかっているつもりだ」

雪乃「…………」

八幡「だから、言わなかった」
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18: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:04:44.22 ID:BhSZj49po
八幡「…………」

八幡「やけに――」

雪乃「?」
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19: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:05:10.73 ID:BhSZj49po
八幡「お前がそう言うなら、信じるよ。さ、食おうぜ」

雪乃「……そうね」

雪乃を信じようと思い、彼女との思い出を思い返す。どこを見ても雪ノ下雪乃はいつだってまっすぐで正直だった。
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20: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:05:36.83 ID:BhSZj49po
 数週間後

雪乃「……ただいま」ガチャッ

八幡「おう、おかえり。今日は遅かったな」
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21: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:06:03.49 ID:BhSZj49po
――

――――

雪乃「……あら、待っててくれたの?」
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