過去ログ - 怜「うちと一緒に夢の国行かへんか?」
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17: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/02/14(土) 14:45:41.41 ID:onL5ryZJo
会話に夢中になり時間を忘れかけたころ、〈深き眠りの門〉に辿り着き、潜り抜けるに至った。

門を抜けた先は草木が生い茂る森の中であった。魔法の森と呼ぶらしい。

森の奥に進みスカイ河に辿り着くまでの間、ズーグ族の名状しがたい鳴き声を幾度か耳にしたが、姿を見せることはなかった。
以下略



18: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/02/14(土) 14:46:23.97 ID:onL5ryZJo
「でも夢の国では猫のほうがある意味怖いんやで」

「どういうこと?」

怜はスカイ河の水が流れていく方向を指差した。「この河を下っていくとウルタールっちゅう村に着くんやけどな、その村で猫をいじめたら大変なことになんねん」
以下略



19: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/02/14(土) 14:48:09.02 ID:onL5ryZJo
あんまり投稿すると書きためがなくなるのでここまで
のんびり行きます


20:名無しNIPPER[sage]
2015/02/15(日) 00:51:23.27 ID:NRjDGF71o
夢の国、ねえ



21:名無しNIPPER[sage]
2015/02/17(火) 21:35:38.72 ID:WGnc3Uis0
夢の国を探す君の名を誰もが心に刻むまで


22: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/02/23(月) 10:03:06.36 ID:7dNABGq+o
それからスカイ河に沿って下ること数刻、ウルタールの地に足を着けた。

出迎えてくれたのは顔立ちの整った子猫二匹。村の入口の両端にそれぞれ座り込み、警戒しているのか興味津々なのか私たちが村に入るさまをじっと見てくる。

その愛くるしさたるや、人間やほかの動物では例えること困難極まりないものであり、猫が地上でもっとも可愛らしい動物であることを証明していた。
以下略



23: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/02/23(月) 10:04:05.25 ID:7dNABGq+o
「落ち着いたところで、今後の方針を話そか」怜が切り出した。「どこか行ってみたいとこある?」

「そんなん言われても、夢の国になにがあるか知らんしなあ。怜はどこか行きたいとこないの?」

「う〜ん、ぶっちゃけ一番来たかったんはウルタールやからなぁ。全部回るんは大変やし……なーなーお兄さん」怜は近くを通りかかった店員を呼び止めた。
以下略



24: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/02/23(月) 10:04:50.05 ID:7dNABGq+o
「詳しいですね。夢の国へは何度かいらしたことが?」

「いえ、初めてです。でもこの子、夢の国が好きらしくて色々調べてたみたいで」店員の問いには私が答えた。

「それは嬉しいことを。ぜひ楽しんで行ってください。――そうだ。アタル様に助言をいただくのもよいかもしれません」
以下略



25: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/02/23(月) 10:07:02.13 ID:7dNABGq+o
ここまでっす
続きは後日

>>21
封神演義でしたっけ?良い歌ですよね


26: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/03/04(水) 09:59:16.62 ID:wS8l6/FYo
「誰が物知りじいさんじゃ! 目上のものに対する礼儀をわきまえんか、こわっぱども!」老神官アタルはそう怒鳴って私たちを追い返した。

「お兄さんの嘘つき」怜は小声で一人ごちた。

猫が住まう喫茶店を出たあと、私と怜はここウルタールに住むという老神官アタルを訪ねたのだ。
以下略



27: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/03/04(水) 10:00:34.62 ID:wS8l6/FYo
「お酒なんて持ってへんよ」

「ズーグ族から貰いたいとこやけど言葉わからんしなあ」

「だめやん!」
以下略



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