過去ログ - 怜「うちと一緒に夢の国行かへんか?」
1- 20
24: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/02/23(月) 10:04:50.05 ID:7dNABGq+o
「詳しいですね。夢の国へは何度かいらしたことが?」

「いえ、初めてです。でもこの子、夢の国が好きらしくて色々調べてたみたいで」店員の問いには私が答えた。

「それは嬉しいことを。ぜひ楽しんで行ってください。――そうだ。アタル様に助言をいただくのもよいかもしれません」
以下略



25: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/02/23(月) 10:07:02.13 ID:7dNABGq+o
ここまでっす
続きは後日

>>21
封神演義でしたっけ?良い歌ですよね


26: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/03/04(水) 09:59:16.62 ID:wS8l6/FYo
「誰が物知りじいさんじゃ! 目上のものに対する礼儀をわきまえんか、こわっぱども!」老神官アタルはそう怒鳴って私たちを追い返した。

「お兄さんの嘘つき」怜は小声で一人ごちた。

猫が住まう喫茶店を出たあと、私と怜はここウルタールに住むという老神官アタルを訪ねたのだ。
以下略



27: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/03/04(水) 10:00:34.62 ID:wS8l6/FYo
「お酒なんて持ってへんよ」

「ズーグ族から貰いたいとこやけど言葉わからんしなあ」

「だめやん!」
以下略



28: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/03/04(水) 10:01:46.14 ID:wS8l6/FYo
「わっ! なに、どしたん?」

「急におらんなったら、びっくりするやろ! 心配やし心細いし……」

「あー、すまんすまん。説明しとくべきやったな。これ取りに行っててん」怜は私の頭を片手でなでながら、もう片方の手に持っているものを掲げた。
以下略



29: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/03/04(水) 10:02:16.85 ID:wS8l6/FYo
「うちも正直ほんまに上手くいくとは思ってへんかったわ。なんでもやってみるもんやな」

「確証もないのにやったん? 持って来られんだけやったらまだしも、もし戻って来られんかったら、うちおいてけぼりやん!」

「それは大丈夫や」
以下略



30: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/03/04(水) 10:03:18.84 ID:wS8l6/FYo
ここまでです
続きは後日


31:名無しNIPPER[sage]
2015/03/04(水) 10:04:18.73 ID:/aetlxTpO
おつ


32: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/03/22(日) 13:06:43.11 ID:R8hiI8hoo
その夜――夢の国においての夜――、老神官アタルのもとを再度訪れ、昼間の詫びと称して怜が覚醒世界より持ち込んだ日本酒を振る舞った。

「東洋の酒は馴染み深いものではないが、これはこれで乙な味わいじゃのう!」アタルはすっかり上機嫌なようだ。

「うんうん。うちらはまだ未成年やから飲めへんけど、日本の酒職人さんも中々のもんでしょう」怜が得意気に答えた。
以下略



33: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/03/22(日) 13:08:07.52 ID:R8hiI8hoo
「すみません。うちら未成年なんでお酒は……」私は差し出されたおちょことの間に壁を作るよう手を上げ、断ろうとした。

「なあに所詮夢の中。一杯ぐらい構わんじゃろう」

「それもそうやな」
以下略



34: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/03/22(日) 13:09:06.53 ID:R8hiI8hoo
「竜華!?」

「まさか一気に飲み下すとは! 良い飲みっぷりじゃ!」

そんなことを言われても日本酒の飲み方なんて知らない。一気に飲み下すものだと思っていた。
以下略



50Res/28.46 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice