5:名無しNIPPER[saga]
2015/02/22(日) 03:10:33.53 ID:N1fLZgZO0
(なんでしょう、この嫌な感じは)
このホテルの警備は万全であり、なにかの事件に巻き込まれる可能性も低い。にも関わらずアヤメのニンジャ第六感は
先程から重点警戒するように危機感を訴えていた。そして彼女の感じる危機感と同様の物をタケウチPも感じていたために、
アシスタントのセンカワ・チヒロをヒトミの部屋に向かわせていた。
「ともかく、センカワ=サンが戻ってくればすべて分かると思いますから、お二人は先に食事を」
その時である。ヒトミの部屋に向かわせていたチヒロが、駆け足でレストランに飛び込んできたのは。
「大変です!」
奥ゆかしさの欠片もない叫び声に他の客から非難の視線が集中するがそんなものなど意に介さず、チヒロはタケウチP達の
姿を見つけると、さらに駆け足で詰め寄ってきた。
「ヒトミ=サンが部屋にいません! それと、部屋にこんな物が」
持っていたオリガミ・メールを渡すチヒロ。それを広げ内容を確認したタケウチPは険しい顔つきになると、不安そうな
アヤメ達に事実を端的に伝える。
「ニワ=サンが攫われました」
「なっ……」
絶句し、机を叩くアヤメ。ヨシノも困惑した様子でタケウチを見る。
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