8:名無しNIPPER[saga]
2015/02/22(日) 03:12:25.37 ID:N1fLZgZO0
『ザリザリザリ……ドーモ、ちゃんと映っているか?』
再生され始めた動画に最初にエントリーしたのは、紫色に白のラインが入った装束の人物。顔は「貿易」と刻まれた
フルフェイスメンポによって眼の部分しか露出しないように隠されており、映像からこの人物個人のことを特定するのは
不可能である。けれどもアヤメとタケウチPにとっては、この人物の姿はこれだけで別の意味を持つ。そう、装束に
メンポとくれば、相手がニンジャであると判断するには十分なのだ!
『この映像を見ているということは、私の力を知ったな。そして君たちの探し求めているの娘はここだ』
ここでカメラが移動し、新たに別の人物が映し出される。両腕を鎖で縛り上げられ、うなだれている人物。
その胸は豊満であった。
「ヒトミ=サン……!」
映像に映ったヒトミの姿にアヤメは衝撃を受ける。自分がいながらむざむざと敵ニンジャの手に渡してしてしまった上、
このような囚われの身にさせてしまうなど、どうケジメをつければよいというのか。
その気持ちはタケウチPも同じらしく、見たものを怯えさせる恐ろしい表情で動画を睨みつけている。もしこの映像が
相手と通じていたのなら、視線だけで相手は爆発四散したかもしれないほどの凄みだ。
だが実際にはこの映像は録画されたものであり、二人の気持ちは相手のニンジャに伝わることは決して無い。無慈悲にも
動画は進み、紫色のニンジャはヒトミに近づくと、一瞬その豊満な胸に手を当てる仕草をしながら、彼女の顎を持って
無理やり面を上げさせる。
『見ての通り、この娘のすべては今私の支配下だ。生かすも楽しむも、どうするかは私次第ということだ』
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