6:名無しNIPPER[sage]
2015/03/08(日) 01:21:31.69 ID:23JgM8Ieo
きたか
7: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/03/08(日) 11:41:56.91 ID:1QR5mBl70
今日は妙にしゃっきりしない。昨日、夜バスの練習に行ってないからか。
それとも、朝食を抜いたからか。纏わりつくような気だるさが集中力を削り、目の前の処理を遅らせている。
何より夕方から他店舗視察のための出張がある。
これのせいだ。
明らかに。
8: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/03/08(日) 11:54:45.36 ID:1QR5mBl70
わき目に、ひしゃげたホッチキスの芯がいくつか落ちていた。
「へったくそか」
「す、すいません……」
9: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/03/08(日) 12:35:20.18 ID:1QR5mBl70
転がるように、印刷室から飛び出していく。
どうせ、15分はかかるだろう。
相変わらず、どこか抜けている。
「……はあ」
10: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/03/08(日) 12:35:50.90 ID:1QR5mBl70
続きは夕方か夜に
11:名無しNIPPER[sage]
2015/03/08(日) 16:03:55.04 ID:izZcCQNlO
待ってました!
今回も楽しみにしてます
12: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/03/08(日) 22:51:04.89 ID:1QR5mBl70
かやは私の4つ上だった。
お隣さんで、昔から仕事で家を空けがちな母の代わりにお世話をしてくれていた。
当時、中学生だった私は、大学生の彼女の手をよく焼かせていた。
結婚したのは、確か、彼女が27。
13: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/03/08(日) 23:01:48.74 ID:1QR5mBl70
かやのことは今でも好きだ。愛している。
けれど、失恋なんて日にち薬だ。
時が経てば忘れる。そんなものに気を取られている間に、
目の前のチャンスを逃してしまうかもしれない。
14: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/03/08(日) 23:15:51.79 ID:1QR5mBl70
その頃、おばあも腰が痛いと言って、ベッドの上にいる時間が長くなっていた。
私もたまに伊藤家に転がり込んで、おばあの歩行機能が落ちてしまわないように、
一緒にリハビリがてら犬の散歩なんかに出掛けていた。
おばあは、
15: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/03/08(日) 23:18:20.87 ID:1QR5mBl70
>>14
訂正→かやちゃんが、隣に住んでたら安心とか。
→ちーちゃんが、隣に――。
16:名無しNIPPER[sage]
2015/03/08(日) 23:38:15.31 ID:izZcCQNlO
大逆転が待ってるみたいなのでそれを糧に待ってます
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