過去ログ - 撫子「こころちゃんのおまじない?」
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1:名無しNIPPER[saga]
2015/03/08(日) 03:26:22.05 ID:o9F61wBGo
撫子「どのコップにしようかな……」

撫子「……これでいいか」とくとく


日曜の昼。

今日は大室家にお客さんが来ている。妹の花子の友だち……未来ちゃん、こころちゃん、そして最近よく遊びに来るようになったみさきちゃんの三人だ。

特にやることもないため、私はお客さんをもてなす用のお菓子を皿に用意している。

プッキーやドーナツの乗ったそれと、4つのグラスとオレンジジュース。大室家ではこれが定番だ。

両手が塞がっているので、部屋の外から妹を呼ぶ。


撫子「花子ー? あけてー」

花子「あっ、撫子おねえちゃん」ガチャ


未来「おじゃましてまーす!」

こころ「やっほー」ふりふり

撫子「やっほー……ほら、お菓子持ってきたよ」

花子「わぁ、ありがとう」

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2:名無しNIPPER[sage]
2015/03/08(日) 03:27:30.25 ID:o9F61wBGo
みさき「いっぱいあるわね」

未来「さっすが撫子おねーちゃん! 全部美味しそう!」

撫子「これ、このドーナツが特に美味しいよ。私の友達が教えてくれたお店のやつなんだ。仲良く分けて食べてね」
以下略



3:名無しNIPPER[sage]
2015/03/08(日) 03:28:07.79 ID:o9F61wBGo
未来「そうだ! 撫子おねーちゃんも何かおまじないしてもらえば?」

撫子「えっ?」

こころ「いいよ〜。じゃあここに座って?」
以下略



4:名無しNIPPER[sage]
2015/03/08(日) 03:28:50.25 ID:o9F61wBGo
こころ「次に、お誕生日を教えてください」

撫子「1月、21日です」

みさき「えっ、ついこの前じゃない!」
以下略



5:名無しNIPPER[sage]
2015/03/08(日) 03:29:23.49 ID:o9F61wBGo
こころはまた真剣な目で、今度はビー玉をいろいろと並べはじめた。私の知りうる限りこんなおまじないは見たことないが、本格的な雰囲気はしっかりと出ている。

未来もみさきも、その元気そうな目を輝かせながら目の前を動く不思議なアイテムたちを見ていた。


以下略



6:名無しNIPPER[sage]
2015/03/08(日) 03:29:56.16 ID:o9F61wBGo
花子「こころ、何がかかったんだし?」

こころ「これは……ふむふむ」


以下略



7:名無しNIPPER[sage]
2015/03/08(日) 03:30:31.25 ID:o9F61wBGo
未来「モテ期だからさっそく電話来ちゃったんじゃない!? きっとデートの誘いだよ!」

みさき「ええっ!? デート!?///」

撫子「はははは……じゃあね」ぱたん
以下略



8:名無しNIPPER[sage]
2015/03/08(日) 03:30:58.67 ID:o9F61wBGo
撫子「……うん、評判よかったよ。ありがとね」

藍『そう、よかったわ♪ あの、撫子……』


以下略



9:名無しNIPPER[sage]
2015/03/08(日) 03:31:27.24 ID:o9F61wBGo
藍『うふっ、まあデートってことになるかもしれないけど……そんなに身構えなくてもいいのよ? 予定が合えばでいいんだけど……どう?』

撫子「うん、大丈夫だよ。いけると思う」

藍「ほんと? じゃあまた詳しいことは学校で話しましょ。撫子今忙しいみたいだし、それじゃあね」
以下略



10:名無しNIPPER[sage]
2015/03/08(日) 03:31:59.32 ID:o9F61wBGo
花子「あっ、未来! こんなところで何してるし! 撫子お姉ちゃんの邪魔しちゃダメ!」ガチャ

未来「えーだって気になっちゃったんだもん。しかも本当にデートのお誘いだったんだってよ? こころの占いまた当たったー!」

花子「そうなの?」
以下略



11:名無しNIPPER[sage]
2015/03/08(日) 03:32:28.79 ID:o9F61wBGo



ぴんぽーん

以下略



12:名無しNIPPER[sage]
2015/03/08(日) 03:32:58.40 ID:o9F61wBGo
向日葵から櫻子を受け取る。抱っこをしたのは久しぶりで、やっぱり以前よりも重くなっているところに、少しだけ成長の愛しさを感じた。


撫子「もし起きたら謝らせに行かせようか?」

以下略



13:名無しNIPPER[sage]
2015/03/08(日) 03:33:38.29 ID:o9F61wBGo
向日葵「撫子さん! なんなんですの今のは! 何が起こったんですの!?///」

撫子「し、知らないよ! なんか変なこと言ってたけど……たぶん寝言だよ!」

向日葵「いえいえ、はっきり聞こえましたわ! “ねーちゃん好き” って言ってましたもの! しかもその後完璧にキスしてましたわよね!?」
以下略



14:名無しNIPPER[sage]
2015/03/08(日) 03:34:11.24 ID:o9F61wBGo
これ以上何か起きても困るので、早々に櫻子を部屋へと運び、ベッドに寝かせた。


撫子「これでよし、と……」ぽすん

以下略



15:名無しNIPPER[sage]
2015/03/08(日) 03:34:48.62 ID:o9F61wBGo
撫子(も、もし後で起きたら少しだけ聞いてみようかな……///)


唇をぬぐって身体をたたせ、毛布を整えて部屋を後にする。

以下略



16:名無しNIPPER[sage]
2015/03/08(日) 03:35:25.78 ID:o9F61wBGo
花子「なにしてるしみさきち? そこは櫻子の部屋……あれ、撫子お姉ちゃん」

みさき「花子! 今お姉さんが櫻子おねえちゃんのこと……むぐっ」

撫子「な、なんでもないからねー! ちょっと私みさきちゃんにいろいろ聞きたいことがあったんだ! 花子、みさきちゃん借りてくね?」ひょいっ
以下略



17:名無しNIPPER[sage]
2015/03/08(日) 03:36:03.87 ID:o9F61wBGo
みさき「キスって、どういうものなのかな……」

撫子「えっ」


以下略



18:名無しNIPPER[sage]
2015/03/08(日) 03:36:43.59 ID:o9F61wBGo
撫子「や、やっぱりだめだよみさきちゃん。初めてのキスって本当に大事なことなんだからさ、もっとちゃんとした人とじゃないと……」

みさき「お姉さんは……みさきのこと嫌いなの……?」

撫子「いや嫌いじゃないよ!……だけど、だめなんだって。いつかみさきちゃんにもわかる時が来るから、そんなに焦らなくても大丈夫だから」
以下略



19:名無しNIPPER[sage]
2015/03/08(日) 03:37:22.18 ID:o9F61wBGo



撫子(なんなの……モテ期って)

以下略



20:名無しNIPPER[sage]
2015/03/08(日) 03:38:15.59 ID:o9F61wBGo
撫子「お、覚えてるんですか、私のこと……?」

「もちろん覚えてますよ〜。前いらっしゃった時はちょっとお話できなかったんですけど、お姉さんに似合いそうなのいっぱいあるな〜って見てたんですぅ!」


以下略



21:名無しNIPPER[sage]
2015/03/08(日) 03:38:46.25 ID:o9F61wBGo
振り向いて確かめようとしても、絶妙に身体を逸らして私の視界から外れようとする。


こんなことをしてくる子には想像がついていたが、後ろ腰に手を回して、その正体を掴んだ。

以下略



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