過去ログ - 海未「しーのうみー」
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19:名無しNIPPER
2015/03/12(木) 20:25:22.34 ID:PfDWjKojO
しばらく海未ちゃんが歩いていくのについていきました

耳には左側からザバザバとした音が響いていて、ちょっと心地よかったけど
冬の海風がコートを着ていてもその布の隙間から入り込んでくるようで
次第に肌がピリピリとしているような気がしました

海未ちゃんについていくので必死で、心臓の方はドクドクと脈をいつもより速めに打って
私の身体中に熱い血液を送り出しているみたいでした
耳が外気と体温の温度差でジンジンと痛み出し、手が寒さでチリチリと凍え始めたころ
ピタッと海未ちゃんが歩くのをやめて立ち止まりました

[海未]『穂乃果......ちょっと座って休憩でもしましょうか』

穂乃果「そ、そうだね。 穂乃果、ちょっと......てか、結構疲れたかも」

[海未]ちゃんがそのままストンと砂の上に腰を下ろしました
いつもなら、そういう風に制服、スカートでそういう風に砂の上に真っ先に座ったりするのは私で、
いつもの海未ちゃんなら、そんな私のことを

「こら、穂乃果。スカートで砂の上にそんな乱暴に座ってはダメですよ」

とか怒りそうなのに

その日は[海未]ちゃんが真っ先に座りました

穂乃果は何も言えず、[海未]ちゃんの横にオズオズと、できるだけスカートにシワがつかないように気をつけて座りました

[海未]『......』

穂乃果「.......」

[海未]『......夕日、おっきいですね』

穂乃果「だねぇ......」

私たちが座った真ん前ではちょうど
うみの水平線にまん丸で真っ赤な太陽が形を歪ませながら真っ黒なうみに沈んでいるところでした


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