26: ◆2YxvakPABs[saga]
2015/03/26(木) 01:09:51.52 ID:avES/eip0
「アイドルとは民衆に振り回される哀れなマリオネットよ。やつらはすぐに手のひらを返すぞ。次から次へと現れては消えていく、まるで泡のような存在だ。そこに自分の意志など、存在しない。そんなアイドルを、お前はなぜやっている」
アナウンーサのパンチを、菜々は片手で受け止めた。その事に、アナウンーサは驚きを隠せない。
「確かに、あなたの言うとおりかもしれません」
27: ◆2YxvakPABs[saga sage]
2015/03/26(木) 01:10:29.76 ID:avES/eip0
「……アイドルは、いずれ自分自身を破滅に追い込む。破滅せずにいられるのはほんの一部だ。お前は、そんなアイドルをしながら、プリキュアをして、身も心もボロボロになるのか?」
「ボロボロになるかもしれない……でも、菜々はアイドルもプリキュアも途中で諦めません!」
菜々の気持ちに同調するように、ウサミンビームも威力を増す。
28: ◆2YxvakPABs[saga sage]
2015/03/26(木) 01:11:02.85 ID:avES/eip0
「でもプロデューサー。幹部倒しちゃったんだし、もうボク達出動することないですよね」
「いえ……」
「……? まだ幹部がいるんですか?」
29: ◆2YxvakPABs[saga sage]
2015/03/26(木) 01:11:30.40 ID:avES/eip0
「それから、プリキュアの戦闘で破壊したものは元に戻りませんので、次回から気をつけてください」
「「「えぇぇぇええええええーーーー!!!!!!」」」
またもや衝撃の真実が打ち明けられる。なぜ、そんなに大事な事を先に言わないのか。
30: ◆2YxvakPABs[saga sage]
2015/03/26(木) 01:12:05.24 ID:avES/eip0
――*――*――*――
「――ん……――――さん……――――菜々さん!」
31: ◆2YxvakPABs[saga sage]
2015/03/26(木) 01:12:43.91 ID:avES/eip0
深々と頭を下げる。
彼も怒っているわけではなく、困った表情をしながら顔をあげるように促した。
そう、全部夢。
菜々が寝ている間に見た、夢だったのだ。
32: ◆2YxvakPABs[saga]
2015/03/26(木) 01:13:21.60 ID:avES/eip0
――END――
33: ◆2YxvakPABs[saga]
2015/03/26(木) 01:14:40.68 ID:avES/eip0
ピクシブにも同じものを投稿しているので、普通に見たいよ! って方はどうぞ。
「安部菜々、プリキュアになる。」/「ぬらヘグ」の小説 [pixiv] www.pixiv.net
34:名無しNIPPER[sage]
2015/03/26(木) 02:03:48.41 ID:tfJVmMw9o
タイトルで落ちてるかと思ったら良い話だった
35:名無しNIPPER[sage]
2015/03/26(木) 02:44:44.74 ID:MDb0L1YjO
乙
おのれディケイド!
36:名無しNIPPER[sage]
2015/03/26(木) 05:40:21.31 ID:lxYOL35DO
乙!
菜々さんキャワワ
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