過去ログ - 佐々木「一つ、お願いがあるんだ」
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26:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 21:43:06.84 ID:jVBRPo/YO
何故だろう、どうしてもラーメンを食いたくなってしまった俺に新手のレーダーが備わったらしい。
しばらく適当に歩くとまたもやラーメン屋を見つけた。新しい店構えで客も若い野郎が多い。完璧だ。
27:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 21:45:55.42 ID:jVBRPo/YO
スパゲッティ(パスタと言うべきか)を一気にかっこんで、ゆっくりとスープで飲み下しながら、
佐々木がデザート(スイーツと言うべきか)を満足そうに頬張る姿を見てようやく人心地着いた気分だ。
28:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 21:50:26.02 ID:jVBRPo/YO
佐々木は目を丸くして黙り込み、何となく気まずい沈黙が二人の間に訪れる。
あーあ、何余計なこと言ってんだ俺は。
29:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 21:52:35.02 ID:jVBRPo/YO
明くる週、どう顔を突き合わせたもんかなんて考えながら教室に入ると、いつもの如く既に佐々木は居た。
「よう。パソコン、持ってきたぜ」
30:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 21:56:29.83 ID:jVBRPo/YO
というわけで部活動から一時的に文芸部要素が抜け落ち、俺たちは勉強会に勤しんだ。
これが功を奏して、俺の試験結果は過去最高に良いものだった。お袋も喜びの涙を流すってもんさ。
31:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 21:58:42.22 ID:jVBRPo/YO
ターニングポイントというのはあっさりやってくるもので、それは期末試験を終えた後のことだった。
その日は七夕であったが、俺と佐々木は部室の中からしとしとと降り始めた雨を眺めていた。
32:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 22:02:53.58 ID:jVBRPo/YO
「しかしよく考えて欲しい、僕たちと彼らには決定的に違うものが有る」
「ああ、確かに俺達は星じゃなくてただの人間だ」
33:名無しNIPPER[sage]
2015/03/28(土) 22:03:36.87 ID:EoLsqN6VO
この佐々木さん猛烈に可愛いぞ
34:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 22:04:03.24 ID:jVBRPo/YO
佐々木はその双眸を俺に向け、挑むような面持ちでこう続けた。
「それに僕も変わったんだ。ヒトは理性だけで生きる訳じゃない。人生のスパイスとして情緒も大切だ。
35:名無しNIPPER[sage]
2015/03/28(土) 22:05:03.85 ID:yPT3JmnSO
佐々木かわいいなあ
さすが自転車の荷台というオプション付けたら朝倉涼子さんとガチに戦えるだけある
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