過去ログ - 【親愛なるキラー・クイーン】
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51: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/05(日) 16:12:42.82 ID:LkCh/crTO
彼にはおおよそ血統書付きとは思えないような趣味がありました
それは下品なことに人の顔に屁をすることと人の髪の毛をむしりとることです
ターゲットは主にヘラヘラと仕事の愚痴を言う使用人達でした

「お前のご主人は人遣い荒いよなぁイギー」
以下略



52: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/05(日) 16:22:28.03 ID:LkCh/crTO
そんな恵まれた生活での不満はイギーにとっての娯楽は少ないことでした

豪華なエサも、ぬくぬくとした屋敷も、彼にとっては日に日に自分を入れる犬小屋と変わらぬ存在になっていったのです
仕方無しとは言えバカ人間にそこらの血統書無しの犬と同じように術順なふりをするのも大嫌い

以下略



53: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/05(日) 21:55:25.04 ID:4R+j7C7t0
イギーにとっては脱走など朝飯前でした
何故なら彼にはバカ人間じゃあ到底真似できないふしぎな力を持っていたから

彼の周りをするすると砂が風と遊ぶかのように渦巻いて徐々に形を作っていきます
その砂はまるでインディアンのように羽飾りをつけた大型犬のような姿になったのです
以下略



54: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/06(月) 05:22:59.07 ID:X2rClM/qO
彼は生まれて初めて自ら屋敷の外へと出ました
自らの足で、初めて世界に踏み出したのです
下品な人間の会話も自由に大空を舞う鳥達も皆初めて見る世界でした
彼の目に映るもの皆全てが、彼には自由に思えました。あの狭い屋敷では考えられないような世界だったのです

以下略



55: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/06(月) 05:46:34.21 ID:X2rClM/qO
しかしイギーは彼らを相手にする気はありませんでした
何故なら血統書すらない野良の存在なぞ彼にとっては関わるのも無駄だったからです

「舐めた野郎だ…やっちまえ!」

以下略



56: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/06(月) 06:09:07.44 ID:rZi3G5UL0
最早イギーはあの家に帰る気など更々ありませんでした
あんな自由に歩き回れない家など野良犬の帝王に君臨した今では必要ありません
こうして彼は自由を掴み取ったのです


以下略



57: ◆5JdYsMOLwU[saga]
2015/04/06(月) 06:11:17.75 ID:rZi3G5UL0
【その糞犬、帝王につき】完結です

少しグダグダな部分もありましたがお許しください
最後まで読んでくださった方には感謝です!

以下略



58:名無しNIPPER[sage]
2015/04/06(月) 16:39:53.89 ID:WAlW/PAL0
1乙
アヴドゥルはエジプト人だぜ…イギーからのストゥージズはニヤリとしたww


59:名無しNIPPER[sage saga]
2015/04/06(月) 19:58:43.98 ID:X0KpIa4c0
ディアボロが組織を作るまでの過程も気になる
矢があるとはいえ二十歳にもなってない何の後ろ盾もない人間が、数年でマフィアのボスになるってどんな手を使ったのか


60:名無しNIPPER[sage ]
2015/04/09(木) 13:45:40.14 ID:DLgvWDorO
形兆の兄貴の過去が気になるな
どういった過程で矢を入手したか気になる



61:名無しNIPPER[sage]
2015/04/10(金) 04:54:48.69 ID:s/XRMItVO
7部ジョニィの父親の(ジョニィと再開するまでと、SBR終了後の)話なんか気になるなぁ…


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