過去ログ - まったく、小学生は最高だぜ!!  百合ver
1- 20
17: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/04/05(日) 15:24:52.82 ID:UROCsVvH0
唐突に、空間がそこだけ違うのだろうかと錯覚するほど、
違和感を持たせつつ、彼女がそこにいた。

「な……んで」

「私に真実の愛を教えなさい。それまでは、ここから絶対に出さない」

「何を言ってるの……?」

どこから入って来たのだろうか。
もしかすると、彼が扉を開けた瞬間扉の裏に隠れていて、隙をついて入ってきたのかもしれない。

「お家の人心配するから、帰らないとダメだよ」

「帰る場所なんて、ないわ。あなたの香りを辿ってきた。戻る道など忘れてしまった」

会話が通じない。
やはり、彼に連れ帰ってもらうしかない。
私は玄関を開ける。
暗がりの通路には、誰もいない。
押しつぶされた花びらがあるだけ。

「……どこに行ったの」

「いるわよ。お互いに見えないだけ」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
30Res/24.83 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice