過去ログ - まったく、小学生は最高だぜ!!  百合ver
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7: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/04/05(日) 12:33:44.12 ID:UROCsVvH0
人のいる所へ行きたくて、家の近くの大通りに面した唐揚げ屋さんに寄った。
そこで手羽先の唐揚げを6つ程購入して、しばらくじっと座って携帯をいじるフリをしていた。
お客さんが増えてきたので、腰を上げる。向かいの本屋さんに行き、雑誌をぱらぱらとめくってまた時間を潰した。
家に帰ると、だいたいドアの前に彼がいる。最初は、それが本当に嬉しくて堪らなかった。
優しい彼が、そこにいて待ってくれて。一緒に食べるご飯は美味しくて。
以下略



8: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/04/05(日) 12:42:50.27 ID:UROCsVvH0
「妹さん? お姉ちゃん、驚かしたらダメだよ」

右隣にいた男性が、笑いながら彼女の頭を撫でた。
少女は目を閉じることなく、

以下略



9: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/04/05(日) 13:06:21.99 ID:UROCsVvH0
書店を出て彼と帰路に着く。

「何買ったの?」

「手羽先の唐揚げだよ」
以下略



10: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/04/05(日) 13:06:54.75 ID:UROCsVvH0
ちょっと抜けます


11: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/04/05(日) 13:49:10.10 ID:UROCsVvH0
「え?」

「そういう遊びなんじゃないの」

彼は言って、私の手を引いて少女の横を通り過ぎようとした。
以下略



12: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/04/05(日) 14:33:56.74 ID:UROCsVvH0
「私に真実の愛を教えなさい」

「なんなのかな、それって……」

「それはあなたが考えることよ。桜の花が散る前に、それを私が理解しなければ、私は死ぬわ」
以下略



13: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/04/05(日) 14:44:37.75 ID:UROCsVvH0
実際に死んだ人間がいるかまでは分からないけれど。
そう信じ込むことはとても危険だと思う。

「あんまり関わらない方がいいよ。次、もし来たら家の方へ行って親に直接言うしかない。娘がこんなことしてるって、早く知っておいた方がいいしね」

以下略



14: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/04/05(日) 14:55:39.04 ID:UROCsVvH0
何も無くなった手で、私の頭を掴んだ。

「髪、伸びたよね、ちょっと切る?」

私は首を振った。
以下略



15: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/04/05(日) 15:06:27.90 ID:UROCsVvH0
「君は言われたことをやるだけで、僕が満足すると思ってる。そうだろ」

「そうじゃないの……?」

「君のことが好きだからあえて言うけど、それじゃあ僕ら台本通りに付き合ってるだけだよ」
以下略



16: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/04/05(日) 15:16:13.97 ID:UROCsVvH0
「うそ……」

彼が玄関で大きく息を吐いたのが聞こえた。

「追い返すよ。君はここにいて」
以下略



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