過去ログ - 【R18】難波笑美「おもろい事、しに行く?」
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6: ◆K1k1KYRick[saga]
2015/04/13(月) 16:09:54.39 ID:dbR5Y8qyo
「あっ、えっと、笑美……?」

「なんやプロデューサーはん、かしこまってからに」

降って湧いた幸運を手にし、俺はどうやって話を切り出したらいいか悩んだ。

そもそも何を話すつもりなんだと自問自答する。

これはお膳立てというやつなのではないか。

笑美だってここがどういう所か充分知っているはずだ。

そうこう思案していると笑美が抱きついてくる。

あまり気づかなかったが、近くにいるとほんのりと心地良い香りが鼻腔をくすぐる。

「なぁ、ウチとチューせぇへん? 初チューやで」

笑美は唇を可愛らしく突き出してきた。

これまでのデートではキスする素振りも雰囲気も

全く見せなかったのに、いきなりねだってきたのだ。

いつもより積極的に寄り添ってくる彼女の態度に俺は戸惑いを隠せなかった。

「え、笑美……。何かお願い事とかあるのか?」

「んー? お願い事とかないとチューせぇへんのかいな?」

「そ、そういう訳じゃ……」

俺はもうどうしていいか分からなかった。

もしこの現場をマスコミが嗅ぎ付けられたら笑美クラスでも間違いなく週刊誌の記事にはなる。

当然悪評も立つ。炎上マーケティングをするには俺も笑美も実力不足だから避けたい。

しかし……現役女子高生がこんなにも積極的に求めてくるなんて滅多にある事ではない。

ラブホでキスという最高のお膳立てまでしてくれているのに

ここで何もしないのは空気が読めないにも程がある。

笑美の唇から眼が離せない。

あまり化粧をしない娘だから、下地の美しさが良く出ている。

ステージで観客を笑わせている時とは違って今日はやけに色気を感じる。

ああ、何でこんなに笑美は可愛いんだろう。


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