過去ログ - 零崎人識「魔法少女?」零崎双識「そうともさ」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/04/18(土) 07:52:43.11 ID:QebcSmuCO
どんどんどん、と。
乱暴に玄関がノックされた。
どうやら客人が来たようだ。
きっと彼じゃないだろう。
だけど、それでも。
別れた日から数ヶ月がたった今もその思いを捨てられないでいる。
「は、はーい!」
勢い良くドアを開けるとそこには、やはり彼はいなく。
居るのは二人の後輩の姿だった。
「あ、マミさん!こんちはっす!」
「よっ、マミ…って、なんでちょっと残念そうなんだよ」
客人ですらなくて、巴マミは少しだけ気が抜ける。
「ざ、残念じゃないわよ」
慌ててそういうが二人には少し怪訝な顔をされてしまった。
「さやかの奴が上手いケーキ持ってきたんだ、紅茶入れてくれよ!」
「おいこら!いいこと言ってんじゃないわよ」
…。
彼とはもう二度と会えないだろう。
会えないだろうけれど。
彼は確かに残してくれた。
まぁ。
だから。
それだけでも充分幸せだなって思う。
「ふふ、いらっしゃい」
彼が残してくれた、私達への贈り物。
目に見えないそれは確かに、今でも私をここへ繋ぎ止めている。
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