過去ログ - 恭子「宮永を監禁してもうた……」
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11:名無しNIPPER[saga]
2015/04/16(木) 20:05:35.48 ID:hi99+Ut40
シャワーを浴びた後、部屋でDVDを見たり勉強したりして何気なく過ごした。
一度洋榎から一緒に遊ばないかと電話があったものの、
面倒に感じてそれも断りひとり部屋で過ごしていた。
不意にぐぅっと自身のお腹が鳴る。
12:名無しNIPPER[saga]
2015/04/16(木) 20:12:54.50 ID:hi99+Ut40
恭子「宮永……?何であんたがこんな所におるんや?」
不意に名前を呼ばれ、咲が戸惑い気味に振り返る。
咲「あ……姫松の、末原恭子さん……」
13:名無しNIPPER[saga]
2015/04/16(木) 20:19:59.22 ID:hi99+Ut40
恭子「なあ宮永、お腹空いてへん?うちの家、すぐそこやから良かったら寄ってかへんか?」
咲「え、でも……」
恭子「その後で私がちゃんと駅まで送り届けてやるから」
14:名無しNIPPER[saga]
2015/04/16(木) 20:26:32.43 ID:hi99+Ut40
咲に凭れかかる形になった恭子の鼓動がばくばくと音を立てる。
自分の身体に咲が密着している。
乾ききった喉にごくりと生唾を飲み込んだ。
15:名無しNIPPER[sage saga]
2015/04/16(木) 20:29:59.21 ID:vwmd6cu00
長野某所
???「(キュピーン!)咲さんに危険が迫っています!!」
東京某所
???「(ピキーン!)…咲が危ない」ギュルギュルギュル
16:名無しNIPPER[saga]
2015/04/16(木) 20:31:40.16 ID:hi99+Ut40
手足が重たい。
咲は閉じていた目をうっすらと開けた。
薄暗い視界に見慣れない棚が見える。
少し視線をずらすとベッドの脚らしきものが見えた。
17:名無しNIPPER[saga]
2015/04/16(木) 20:36:52.90 ID:hi99+Ut40
時間がたつにつれ段々と記憶が鮮明になっていく。
確か、父の出張先から帰る際、恭子と出会って彼女の家に招待されたはず。
そこで出された紅茶を一口飲んだ途端、
急激に意識が薄れていって……
18:名無しNIPPER[saga]
2015/04/16(木) 20:42:40.48 ID:hi99+Ut40
聞こえてきた声に、咲は息を飲み込んだ。
近づいてくる足音。
手を伸ばされた気配に身体がぎゅっと縮こまる。
咲(誰か助けてっ!!)
19:名無しNIPPER[saga]
2015/04/16(木) 20:49:29.20 ID:hi99+Ut40
恭子「かんにんな……こうせな静かにしてくれへんやろ」
そう呟きながら、咲の身体を抱き上げてベッドの上に乗せた。
スプリングの軋む音が静けさの中に響く。
20:名無しNIPPER[saga]
2015/04/16(木) 20:53:09.48 ID:hi99+Ut40
咲「ぅっ!!」
そして再び部屋に頬を打つ音が響いた。
じんじんと広がる痛み。切れた咲の口元に赤い血が滲む。
21:名無しNIPPER[sage]
2015/04/16(木) 20:57:47.58 ID:O4MusVi9O
ドキドキする
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