33:下品 ◆ll6J2md5hg[saga sage]
2015/04/26(日) 22:38:47.32 ID:E9xL118F0
赤城はといえば二人と同じような水着を着ているものの
少し抵抗があるのか、Tシャツを上から着込んでいる
飛龍「加賀さんたち遅いねー」
34:下品 ◆ll6J2md5hg[saga sage]
2015/04/26(日) 22:40:17.24 ID:E9xL118F0
さて、自分はどうしようか
赤城に残された選択は
自分も遊びに行く
35:下品 ◆ll6J2md5hg[saga sage]
2015/04/26(日) 22:41:04.36 ID:E9xL118F0
砂浜で開かれた店々から立ち込める香ばしい匂いが
先ほどから赤城の食欲を刺激する
こんなときまで、と赤城は赤面するが
36:下品 ◆ll6J2md5hg[saga sage]
2015/04/26(日) 22:42:06.67 ID:E9xL118F0
赤城(餓えた猛禽類になるのよ一航戦赤城…)
並外れた視力で獲物を探る
目に見える形の熱気のカーテンに仕切られた食材たちは
37:下品 ◆ll6J2md5hg[saga sage]
2015/04/26(日) 22:42:55.34 ID:E9xL118F0
赤城(ん?)
獣の瞳がある屋台を見据えた
灼熱の砂漠に存在するあの安心感は
38:下品 ◆ll6J2md5hg[saga sage]
2015/04/26(日) 22:43:45.10 ID:E9xL118F0
王道とは言い難いその選択は赤城の闘争本能を丸出しにした
真冬のアイス、真夏のラーメン
対応する両者の激流に理性など存在しない
気づけば赤城は走り出していた
39:下品 ◆ll6J2md5hg[saga sage]
2015/04/26(日) 22:44:49.49 ID:E9xL118F0
もう待ちきれない、遮るものなど何もない
赤城とカレーのラブロマンスは此処から始まる
赤城(…黒い?)
40:下品 ◆ll6J2md5hg[saga sage]
2015/04/26(日) 22:45:44.36 ID:E9xL118F0
一口、赤城のカレーの専制君主制に革命が起こった
築いてきた歴史の中に生まれた重圧と慢心
自らを神に祝福された者だと錯覚していた王は
民の反感を買い、権利を追われ始めた
41:下品 ◆ll6J2md5hg[saga sage]
2015/04/26(日) 22:46:25.20 ID:E9xL118F0
濃厚の一言が似合う味わいだった
何層にも連ねる味の歴史は紆余曲折を感じるものであり
食材たちの反発、和解、堕落
その全てがこの黒い歴史書に詰まっている
42:下品 ◆ll6J2md5hg[saga sage]
2015/04/26(日) 22:47:20.95 ID:E9xL118F0
赤城(ご飯!ご飯が足りない!)
必死であった
全力を持ってご飯を求める客は赤城だけでない
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