過去ログ - 八幡「人の評価なんて当てにならねえ」
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38:1 ◆JY8EwYSc26[saga]
2015/04/30(木) 05:52:23.31 ID:ecQ0BIE6o
『情報が更新されておったぞ』

「お前は設定の前に完結させろ、話はそれからだ」

話ながら、設定資料の1枚目にコメントを書くように筆談を進める。
以下略



39:1 ◆JY8EwYSc26[saga]
2015/04/30(木) 05:52:53.26 ID:ecQ0BIE6o
由比ヶ浜達と連絡は取るが、なるべく人に見られない方が良さそうだな。俺はトイレの個室に鍵をかけると由比ヶ浜にメールを送信する。

由比ヶ浜からの返信は短く了解。の文字だった。顔文字もないあたりあいつらも緊張しているのだろうか。

結局その日は大きな進展もなく、また俺に声をかけてくるような輩も存在しなかった。まだ初日だしな。そんな毎日見てるような暇人は俺らだけで充分だろ。
以下略



40:1 ◆JY8EwYSc26[saga]
2015/04/30(木) 05:53:29.37 ID:ecQ0BIE6o
裏サイトにおける例のスレッドはその後俺の情報が数件書きこまれているのを見かけた。

内容は、実物を見たけど期待外れであることを書き示したものが多く、結局写真は当てにならないというものが大半だった。

このままなら大したこともなく事態は収束に向かうだろう。そう思っていた。
以下略



41:1 ◆JY8EwYSc26[saga]
2015/04/30(木) 05:54:05.19 ID:ecQ0BIE6o
そして、今回の件でハッキリしたこともあった。間違いなくコレは俺個人を狙ったものであると。まだわからないことは多いが、分かっていることとわからないことは奉仕部の女性陣と共有し、対策も見直す必要があるな。材木座には今日で一旦解消する旨を伝え、何かあれば連絡する方向となった。

やることが固まっただけ裏サイトの情報は有意義だったのかもしれない。今日は久々に奉仕部に向かうことにする。

「うっす」
以下略



42:1 ◆JY8EwYSc26[saga]
2015/04/30(木) 05:54:47.43 ID:ecQ0BIE6o
雪ノ下の淹れる紅茶が懐かしいとは、そんなに長い間ここを離れた気はしていないのだが、思った以上に離れていたのかもしれない。雪ノ下はスマートにお茶の用意を始める。

「でも、急に分かったなんて何か情報でも出てきたのかしら」

「朝の裏サイトと何か関係あるの?」
以下略



43:1 ◆JY8EwYSc26[saga]
2015/04/30(木) 05:55:26.45 ID:ecQ0BIE6o
「根拠は今朝由比ヶ浜から教えてもらった裏サイトの書き込みだ。雪ノ下、ノートPCを使いたいんだが借りていいか」

「勿論構わないわ」

一応部長に確認し、ノートPCを出すとOSへのログイン画面が表示され俺の手が止まる。
以下略



44:1 ◆JY8EwYSc26[saga]
2015/04/30(木) 05:56:00.96 ID:ecQ0BIE6o
「比企谷君が期待外れ、ね。元々期待なんてしてどうするつもりだったのかしら」

「でも、写真を信じて来たんだからそう思われても仕方ないんじゃないかな。あたしも最初に見たとき、えっ!ってなったもん」

本人横にしてディスるとか何なの。つーか俺が見て欲しいのはそこじゃねーから。俺の精神力ゴリゴリ削らないでくれませんかね。
以下略



45:1 ◆JY8EwYSc26[saga]
2015/04/30(木) 05:56:34.40 ID:ecQ0BIE6o
「流石にこれだけで全てわかったら探偵になれるだろ。由比ヶ浜、クラスで聞こえてきた話の中で、俺が文化祭の最後で相模にやったことはどの程度知ってる」

「なんかさがみんに酷いことを言ったのは聞いてるかな。隼人君が助けに入ったのも知ってるけど」

「私もその程度はきいたことがあるわ。でも特に矛盾した点は見受けられないのだけれど」
以下略



46:1 ◆JY8EwYSc26[saga]
2015/04/30(木) 05:57:33.10 ID:ecQ0BIE6o
「そういうことだ。悪意は俺単体に向いていると思っていい。わざわざ女子が俺を理由に雪ノ下と由比ヶ浜に楯突く理由は無いだろう」

これが今回の顛末になるだろうな。よってマークすべき対象はこの三人に絞られた。

「でも、ホントにこの三人だけかな。他にも協力者がいる可能性とかないのかな」
以下略



47:1 ◆JY8EwYSc26[saga]
2015/04/30(木) 05:58:06.90 ID:ecQ0BIE6o
最下層の底辺が一瞬にしてトップカーストと同等の位置に収まるとしたら、相模からしたら許されないだろう。動機になる理由としては十分だ。

しかも助けて貰った葉山にすら俺が認められているとなれば相模の心中は穏やかじゃないどころか、一度は助けてくれたのにどうして比企谷の味方をするのかと想像できる。

全く迷惑な話だ。だから今回相模には折れてもらうことにする。悪いが俺はお人好しではない。その為には不本意だがトップカーストも利用させてもらう。
以下略



48:1 ◆JY8EwYSc26[saga]
2015/04/30(木) 05:58:51.01 ID:ecQ0BIE6o
俺が行動に移す前に平塚先生から呼ばれた。内容は裏サイトに関すること。昼休みに生徒指導室へ移動し、詳細を伺う。

「来たか比企谷。裏サイトの件だが画像は私からアップロード先に削除を申請しておいた。当該画像をアップロードした者の特定は行っているが、あまり期待しないでほしい」

「いえ、十分です。ありがとうございます」
以下略



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