過去ログ - 王子「囚われの姫君に恋をした」
1- 20
51: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/15(金) 18:49:06.49 ID:VzZsHgJ60
一方、時間は遡り、城。

姉姫(あれだけ言っても、王子は行くのを止めなかった)

廊下の窓から魔王城の方を見つめ、姉姫は嫌な予感がしていた。
以下略



52: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/15(金) 18:49:40.31 ID:VzZsHgJ60
姉姫は勇者と並んで、城内の牢獄へ向かった。
普段足を踏み入れぬ陰鬱な雰囲気の場所だが、姉姫は特に居心地の悪さを感じていない。

勇者「こいつです」

以下略



53: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/15(金) 18:50:48.10 ID:VzZsHgJ60
王子「〜っ…」

姫「…」

抱きしめ合ったまま時間が止まっていた。
以下略



54: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/15(金) 18:51:23.66 ID:VzZsHgJ60
その時だった。

姫「…あら?」

王子「ん、どうしました?」
以下略



55: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/15(金) 18:52:57.69 ID:VzZsHgJ60
勇者「あ、王子様」

王子「よ、どうした。魔王城の調査か?」

王子は内心やや不機嫌だった。来るならもっと、違う時に来てほしかったのだが。
以下略



56: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/15(金) 18:53:28.50 ID:VzZsHgJ60
王子「ちょっ狩るって…どういうことだよ!?」

王子は振り返り姫の方を見る。
姫も王子同様驚いた様子で、戸惑いの表情を浮かべていた。

以下略



57: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/15(金) 18:54:02.73 ID:VzZsHgJ60
王子(姫様が魔王の妹?姫様は人間じゃない?)

勇者「生け捕りにした魔族が言うには――」


以下略



58: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/15(金) 18:54:42.22 ID:VzZsHgJ60
勇者「無駄話している時間が惜しい。撃て」

王子「やめ…」

勇者の命令で、兵団が弓矢と魔法を姫に向けて放った。
以下略



59: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/15(金) 18:55:53.89 ID:VzZsHgJ60
王子「おい、くそ勇者ぁ!お前命令だ命令だって、自分の意思がねーのかよ!頭空っぽの馬鹿野郎か!」

勇者「貴方こそ、惚れた女だから必死になっているのでしょう」

勇者の冷静な返しに、兵士達からも笑い声が漏れる。
以下略



60: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/15(金) 18:57:24.26 ID:VzZsHgJ60
勇者「…くっ」

勇者は抵抗してきた。だが王子は必死に勇者を押さえつける。
離すわけにはいかない。手を離せば、姫が――

以下略



92Res/60.72 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice