過去ログ - モバP「頼子と文香の人間姦計」
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11: ◆agif0ROmyg[saga]
2015/05/20(水) 15:46:01.14 ID:ee6XzjKY0
 翌日。

 文香は休みだったが俺は仕事だ。

 外回りを終えて帰ってくると、日が暮れている。

 もうちひろさんも帰宅した頃だろう。

 オフィスには誰もいないだろうと思っていたが、近づくにつれて声が聞こえてくる。

 誰か残っているのか、もしや何かアクシデントでもあったか。

 そう思って入室すると、声の源はテレビであることが分かった。

 といっても、テレビ放送ではない。

 DVDデッキが動いていることからして、これは動画を再生しているのだろう。

 再生されているのは、男女の交わり。

 昨日、俺と文香がしたセックスだった。

「これは……!?」

 予想外の事態。一体、誰がこんなことを。

 机にもたれる文香を犯す俺を背中から写したその動画を止めようとした時、背後から頼子が現れた。

「おかえりなさい、プロデューサーさん。今日もお仕事お疲れ様です」

「頼子! い、いやあの、これは……」

「焦る必要はありませんよ」

 柔らかく笑う頼子。

 隣で生々しいセックスシーンが放映されている状況には全く不釣合いな微笑を浮かべ、彼女は言った。 

「それを撮ったのは私ですから。もう何回も、通しで見てしまっています」

「なに……!?」

 異常な状況が連続しすぎて、考えがまとまらない。

 今、頼子は何を言った。どういう意味だ。

「まさかとは思いましたが、皆も使うオフィスでこんなことするなんて。
 文香さんもプロデューサーさんも、意外と大胆でしたね。
 お部屋にたくさん仕掛けた分が無駄になってしまいました」

「な、なぜだ頼子。これは一体」

「なぜ、は私の台詞ですよ。
 どうして文香さんとエッチしたんですか? 
 私の方がずっと、あなたとの付き合いは長いのに。
 私がさりげなく誘っても、あんまり乗ってきてくれなかったのに」

 釣り上がった口角が、やけに楽しそう。

 目を細めて、世間話でもするように頼子は俺を詰る。

「いいですね、文香さん。羨ましいです。
 あんなに求められて、愛されて。
 どうして私には、今までああいうことしてくれなかったんですか?」

「それは……!」

「プロデューサーだからできない、なんてもう言えませんよね。
 文香さんとはあんなに熱烈に愛し合ったんですもの。
 ねえ。プロデューサーなら、やっぱり担当アイドルは平等に扱うべきだとは思いませんか?
 文香さんとはできて、私とはできないなんて言わないですよね」

「お前、何を……! 一体何のつもりだ、頼子!」

「ふふ。このDVD、ばら撒かれたくなかったら……大人しくしていてください」

 そっと椅子に突き飛ばされる。

 俺の太ももを跨ぐように、頼子が椅子に登ってくる。

 首筋が鼻をかすめた時、昨日の文香と同じ匂いがした。


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