過去ログ - 【艦これ】艦娘「ケッコンカッコカリオコトワリ」 2
↓
1-
覧
板
20
611
:
◆p7uyiJsetI
[sage saga]
2016/01/21(木) 18:37:26.34 ID:9f0yzbAD0
白衣「加えて、彼女らが受けている魂のダメージがどれ程の衝撃、苦痛なのかは正確にはわからないため、我々へのフィードバックがどんなものなのかは想像するしかありません」
「肉体的な痛みではないから?」
白衣「それもあります。ですが、もっと分かり易く我々が魂を観測するのが困難であるためです。我々にとっては未知の苦痛です。それが肉体、精神の両面において、どういった影響を及ぼすのかもはっきりしません」
以下略
612
:
◆p7uyiJsetI
[sage saga]
2016/01/21(木) 18:37:56.43 ID:9f0yzbAD0
共に傷つくことが出来たなら。
俺にとってはそれこそが望むところだった。
勿論、彼女らに強くなってほしいという気持ちにも嘘偽りは無かったが。
白衣「他の皆さんも、同意見で?」
以下略
613
:
◆p7uyiJsetI
[sage saga]
2016/01/21(木) 18:38:27.16 ID:9f0yzbAD0
老提督「私はさっき、この技術を『それ以外』には黙っておきたかったからか、と言ったか。なるほど、字面はあっていたわけだ」
老提督「先程は『艦娘達を愛していない提督達』を指して『それ以外』と言ったわけだが、違ったか」
白衣「ああ、なるほど、そういう事でしたか」
以下略
614
:
◆p7uyiJsetI
[sage saga]
2016/01/21(木) 18:38:59.71 ID:9f0yzbAD0
老提督「デメリットはそれで終わりかね?」
白衣「ああ、あと少々付け足しはあるのですが……まあ、ここからは艦娘側のメリットに通じる部分なので一緒に説明してしまいましょう」
白衣はそう言うと、再びスクリーン上の画像を動かした。
以下略
615
:
◆p7uyiJsetI
[sage saga]
2016/01/21(木) 18:39:27.60 ID:9f0yzbAD0
白衣「その通りです。魂の目方が増えたからと言って、彼女らが必要とするエネルギーの全体量は変わりませんが、外部からの供給が加わりますので艦娘側にしてみれば燃費が減ることにはなりますね」
「その理屈だと、提供元の人間が多くエネルギーを摂取することになるが」
白衣「そうなるでしょう。自らを保つために多くの栄養摂取が必要になろうかと思われます。提供側にしてみれば自分以外の個体の面倒も見ることになるわけですから」
以下略
616
:
◆p7uyiJsetI
[sage saga]
2016/01/21(木) 18:39:53.66 ID:9f0yzbAD0
後は、白衣が口にするだろう解散の音頭を待つばかりか、といったところで彼が発したのはむしろ予想とは真逆だった。
白衣「ああ、すみません。とは言っても、今日の所はむしろこれが本題でして」
一瞬、室内に流れた妙な雰囲気を敏感に察知し、白衣は両手を振って取り繕う。
以下略
617
:
◆p7uyiJsetI
[sage saga]
2016/01/21(木) 18:40:24.03 ID:9f0yzbAD0
白衣「別に今日中に必ず、というわけではないのでとりあえず案を出していただければ。肩肘を張る必要もありませんが、軽く考えられても困りますので、ある程度は真面目にお願いします」
「案を出すのは構わんが……技術部ではどんな候補が上がったのか、参考までに教えてもらいたいな」
白衣「あぁ、そうですね。ではこのノートを端からまわしますので順に閲覧していただいてよろしいですか」
以下略
618
:
◆p7uyiJsetI
[sage saga]
2016/01/21(木) 18:40:50.64 ID:9f0yzbAD0
俺がうんうんと頭を捻っている間に、ノートと話の流れは順調に進んでいるらしい。
早めにノートが回ってきた組は、手元の紙などに自分の案を書きつけたり、丁度良く回ってきたノートに走り書きなどを残しているようだ。
負けじともう少し概要を含めつつ、思考に埋没してみる。
骨子はやはり魂の共有か。
以下略
619
:
◆p7uyiJsetI
[sage saga]
2016/01/21(木) 18:41:24.16 ID:9f0yzbAD0
一気に集まった視線の分だけ、顔の温度が上がる。
口にした単語が単語だけに尚更だ。
提督「魂を結ぶとか、字を当てるならケッコンかな、と。他の事を考えても何となく似てるようなと思ったので」
以下略
620
:
◆p7uyiJsetI
[sage saga]
2016/01/21(木) 18:42:14.97 ID:9f0yzbAD0
なるほど、結婚か。
そう呟きながら、白衣は部屋の中ごろまで回っていたノートを取り戻すとそこに何やらをがりがりと書きなぐり始めた。
入室して以来、彼は随分と冷静な印象だったが、こちらが本来の姿なのかもしれない。
白衣「……ああ、すみません。今日の所は、解散でも構わないでしょうか」
以下略
666Res/244.84 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 【艦これ】艦娘「ケッコンカッコカリオコトワリ」 2 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1432133041/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice