165:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/10(月) 00:28:21.37 ID:JvL7p5r+0
瑞鳳「あ、も、もう工廠のほうに行く?」
「うん。沢山仕事あるしね」
瑞鳳「そっか。じゃあいこっか」
166:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/10(月) 00:29:11.89 ID:JvL7p5r+0
瑞鳳「番頭さん?」
僕の顔を覗き込んできた瑞鳳さんと目が合う。
167:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/10(月) 00:30:06.53 ID:JvL7p5r+0
−−−−−−−−−−−−−−
その後二人で車に乗り込んで、工廠へと向かった。
その間の会話は特に問題はなかったと思う。
168:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/10(月) 00:32:14.24 ID:JvL7p5r+0
摩耶「ふふふ、まぁなんだ、今日は番頭の整備の腕を見せて貰おうと思ってな」
瑞鳳さんの問いかけに摩耶ちゃんはなぜかその顔を得意げに笑ませた。いわゆるドヤ顔だ。
169:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/10(月) 00:33:14.24 ID:JvL7p5r+0
・・・・・・・・・・・・・・
「これよく動いてたね」
摩耶「へ?」
170:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/10(月) 00:34:25.06 ID:JvL7p5r+0
「多分ね」
摩耶「そ、そっか……。て、ていうかそれ直せるんだな。すごいな」
「多分だよ。完全に直せるかどうかはわからない。正直廃棄して新品を取り寄せたほうが」
171:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/10(月) 00:35:28.35 ID:JvL7p5r+0
「わかった。絶対直すよ」
摩耶ちゃんがその言葉にぱっと顔を華やかせる。
172:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/10(月) 00:36:33.33 ID:JvL7p5r+0
矢矧「番頭さんは初め、直せるかどうか解らないって言ったのよ」
摩耶「そ、そうだけどよ……でも絶対直すって」
173:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/10(月) 00:38:07.64 ID:JvL7p5r+0
矢矧さんの視線がさらに鋭くなる。
僕はその視線を逸らさずに受け止め続けた。
その間、瑞鳳さんと摩耶ちゃんの二人は僕たちの言い合いを止めようとしなかった。
174:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/10(月) 00:40:37.13 ID:JvL7p5r+0
それに矢矧さんは意外にも、ふふ、と微笑んだ。
矢矧「そっか。摩耶がそう言うならしょうがないわね」
175:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/10(月) 00:41:58.84 ID:JvL7p5r+0
声音にふざけた様子は感じられない。
これは本心の言葉だ。
ならば僕も本心を返さなければならない。
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