25:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 20:36:37.30 ID:/wg+rTe60
提督「さて、番頭」
肺に溜めこんだ煙と共に提督は言葉を吐き出す。
煙草吸いたくなるから止めて欲しい。
「はっ」
提督「何が目的だ」
「艦娘、および艦装の修繕、改修。また、入渠装置の管理であります」
提督「そうだな。表向きはな」
勢い良く煙を吸い込むと、溜息を吐くように煙を吐き出す。
提督「しかし、お前はキサラギだ。あの、人外非道のな」
「はっ」
提督「認めるんだな。……まぁいい」
事実だし、否定しようがない。
僕自身キサラギは畜生にも劣るし、どうしようもない汚物だと思っている。
そして、そこに所属する僕自身も。
提督「あのド畜生のキサラギが寄越した人間……俺は何か裏があると思っている」
提督「それを話せ」
「艦娘、ならび深海棲艦のデータ採取、または可能であれば、深海棲艦の捕縛」
「また、提督殿の監視、であります」
提督「……案外あっさり話すんだな」
あまりにもあっさりと裏の目的を吐いた為か、提督は目を丸くしている。
まぁキサラギからも黙っておけとの命令は来てないし、話さない必要もないしなぁ。
黙っておくものが暗黙の了解であるんだろうけど、それを守るほどキサラギに義理だてる必要もない。
616Res/599.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。