26:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 20:40:31.41 ID:/wg+rTe60
「秘匿する必要も命令もありませんので」
提督「ははっ、なるほどな。お前の目的は解った」
打って変わって機嫌よく煙を吐き出す。解りやすい男だ。
27:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 20:45:26.04 ID:/wg+rTe60
提督「随分素直だな。そこまでされてもばれない自信があるのか?」
「ここまでされては浅慮な私ではどうすることもできません」
提督「そうか」
28:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 20:48:15.03 ID:/wg+rTe60
提督「わかった。八戸鎮守府へようこそ番頭。お前を歓迎する」
「はっ」
提督「下がって良いぞ。後ほど案内役兼監視役を手配する。応接室で待っていてくれ」
29:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 20:50:53.39 ID:/wg+rTe60
続く
30:名無しNIPPER[sage]
2015/06/07(日) 23:38:59.20 ID:yVKg2Wi6o
乙
31:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 18:18:54.19 ID:In/7zst70
−−−−−−−
「失礼致しました」
音を立てず、司令室のドアを閉める。
32:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/14(日) 18:22:44.00 ID:In/7zst70
「提督殿のこと、ご心配ですか?」
鳳翔「あ、い、いえそういうわけではっ」
両手を顔の前でぶんぶんと振る。
33:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/14(日) 18:25:47.74 ID:In/7zst70
ふと、如月ちゃんたちが遠征の報告があることを思い出した。
せめて話が終わったことぐらいは伝えなきゃな。
鳳翔「はい?」
34:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/14(日) 18:30:16.19 ID:In/7zst70
鳳翔「なんだか今まで上官、下官なんて意識してきませんでしたから、なんだか違和感が……」
それは如月ちゃんや鳳翔さん達の雰囲気から解る。
戦闘中はともかく、それ以外は穏やかに過ごしてきたんだろうなぁ。
35:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/14(日) 18:38:02.91 ID:In/7zst70
そう言って鳳翔さんはシュンとしてしまう。
負い目が叫び、良心が痛む。
僕に仲良くなる資格なんかないのになぁ……。
36:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/14(日) 18:40:54.94 ID:In/7zst70
そこでようやく、鳳翔さんは応接室の方へと歩き出す。
しんどい問答だったなぁ。まぁ自分のせいなんだけど。
心の中で溜息を吐いていると、ふと、視線を感じた。
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