417:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/05(土) 02:20:16.60 ID:hluce5C80
長月「がっ……!」
諦めの感情が心に芽生えかけた時、長月の横で敵の放った砲弾が炸裂した。直撃はしなかったものの、爆風が彼女の体と傷を焼き、激痛を走らせた。
418:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/05(土) 02:22:26.43 ID:hluce5C80
419:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/05(土) 02:23:24.98 ID:hluce5C80
続く。次回は早め……かも
420:名無しNIPPER[sage]
2015/12/05(土) 09:43:59.51 ID:WgxFgdZqO
あぁ…乙
421:名無しNIPPER[saga]
2015/12/13(日) 01:21:40.63 ID:ftiT5yXu0
―――――――――――
瑞鳳さん達が工廠を出て行ってから半刻程経ち、山のように積んであった艦装の一つを引っ張り出して分解し、使えない部品の分別が終えたところで一端息を吐いた。
422:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/13(日) 01:23:02.16 ID:ftiT5yXu0
それにしても卯月ちゃんの反応がない。ちらりと彼女を見てみたが、俯いたままでこちらの会話に入ってこようとしない。
卯月ちゃんの事をよく知ってるわけではないし、こういう時もあるのかもしれないが……やはり様子がおかしいと感じる。
423:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/13(日) 01:24:18.86 ID:ftiT5yXu0
「……その、少し、文月殿が妹に似ていたものですから。思い出してしまいまして」
これなら文月ちゃんへの『嫌な予感』を刺激することはないだろう。
424:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/13(日) 01:25:49.58 ID:ftiT5yXu0
卯月「うーちゃんがばんとーさんが直した艦装をつかうとばんとーさんうれしい?」
ぽつりと零すような卯月ちゃんの言葉に頭の中にハテナが浮かぶ。口に出すには唐突すぎるし、悩んだ様子で言うセリフでも場面でもない筈だ。
425:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/13(日) 01:27:51.66 ID:ftiT5yXu0
僕の答えに卯月ちゃんはガクリと頭をうなだれさせ、呆然としている。まるで何か拒絶され、ショックを受けているかのように。
その様子が気になるけど、今は卯月ちゃんに質問する方が先だ。そうすれば今の彼女の思いも解るはずだろうから。
426:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/13(日) 01:28:40.83 ID:ftiT5yXu0
僕の呼びかけに卯月ちゃんは恐る恐ると顔を上げ、不安に揺れる瞳で僕を見た。
それに答えるように僕は優しく微笑んで見せる。
427:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/13(日) 01:31:39.06 ID:ftiT5yXu0
「助けに行きたい方がいらっしゃるのですね」
僕の言葉に卯月ちゃんは拳を握りしめて小さく頷き、ぽつりと言葉を零した。
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