過去ログ - 博士「目覚めるのだ・・・わが子達よ・・・ゴホッゴボ」
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10:名無しNIPPER
2015/06/01(月) 20:59:32.77 ID:Bqbo4Ymx0
出口らしき扉を探し当てた三人は、勢い良く飛び出すと
間一髪で天井が崩れ落ちて研究所の入り口は土砂に飲まれてしまった。

エラー「やったーーー!助かった!!アハハハハ!やったやった!」

喜ぶ、エラーを尻目に、ヒートとフリーズは項垂れていた

ヒート「これからどうすればいいんだ・・・」

弱音を吐くヒート
すると、意外なことに、フリーズが立ち上がりこう言った

フリーズ「お父様が言っていたわ、暮らしていた家があると」

先ほどまでの感じとは違い、まるでスイッチを切り替えたように、落ち着いた口調でフリーズは言った。

ヒート「おい、どうしたんだ突然、父さんが死んだってのに・・・」

フリーズ「お父様は死んだの、この土砂に埋もれて。それに、もともと風前の灯、長く生きられないことはわかっていたわ」

あまりの冷徹な口調にさすがのヒートも声を荒げるが、遮るようにエラーが言った

エラー「アハハハ!やっぱり僕が正しいじゃないか!オカシイのはヒートなんだよ!」

フリーズ「オーバーヒト、いい加減に切り替えていかないと先に進まないわ。私達の目的は忘れたの?」

エラー「そうそう!僕たちはいつまでも立ち止まってちゃいけないのさ!そんなことより博士の家に早く行こうよー!」

二人はヒートの事を置いていくように、その場を去っていく
唯一残された、自分の中の考えを整理した。あの二人の言っていることは正しい。
正しい、正しいんだ・・・今はここに留まるべきではない。

考えをまとめると、ヒートも二人を追いかけようと立ち上がる、一歩足を前に出そうとしたその時


ヒート「・・・だけど、そう簡単に切り替えられないよ、俺は・・・」

ヒートはもう一度振り返り、研究所の入り口を見つめると、未練を断ち切るように研究所を後にした


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