過去ログ - 【モバマスR18】服部瞳子「朝食はサンドイッチで」
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◆K1k1KYRick
[saga]
2015/06/02(火) 06:12:16.49 ID:I7Myjvyho
男は瞳子の手を熱く握った。大きく、人を安心させる手だった。
「服部さん、貴女の第二のアイドル人生を私にプロデュースさせて下さい」
「は、はい……」
半ば力押しと熱意に負けて、彼女はその日から346プロダクションに所属して活動した。
確かに彼の言った通り、事務所には二十代から三十代のアイドルが大勢いた。
以前の事務所よりも話し相手に困らないのは良い事だ。
更に充実したレッスンサポートも彼女のやる気を大いに後押しした。
活動の幅を広げていくにつれて、知名度や実力が伸びていくのが以前より実感出来た。
「こんな可愛い衣装……私に似合うかしら」
ある時、瞳子はゴシック衣装に身を包んで撮影に挑んだ。
このような服は神谷奈緒や神崎蘭子くらいしか着ている所を見た事がなかった。
「ファンクラブでリサーチした結果ですよ。
肌を露出する衣装よりも可愛い衣装の服部さんが見たい、と」
瞳子は恥ずかしがったがプロデューサーのリサーチは的中した。
彼女のグラビアは女性雑誌の売り上げに貢献したのだ。
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