過去ログ - めぐり「比企谷くん、バレンタインデーって知ってる?」八幡「はい?」
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◆//lmDzMOyo
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2015/08/07(金) 23:58:17.38 ID:OFktixYeo
陽乃「それはそれとして今度話し合うとして……どう? 比企谷くん」
八幡「どうって、何がですか」
主語も述語もあったもんじゃない質問に聞き返す。いやもうほんと何の用なの。
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605
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◆//lmDzMOyo
[saga]
2015/08/07(金) 23:58:49.42 ID:OFktixYeo
陽乃「めぐりの答えは聞いてきたよ。だから、わたしは比企谷くんの答えが聞きたいな」
八幡「俺の……」
めぐりさんも似たような問いを投げかけられたのだろうか。だとしたら、彼女は一体何と答えたのだろう。
以下略
606
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◆//lmDzMOyo
[saga]
2015/08/07(金) 23:59:32.45 ID:OFktixYeo
陽乃「……比企谷くんにしては、随分と月並みな答えだね。もうちょっと面白い答えを期待してたよ」
八幡「はっ、俺に面白さを期待されても困りますけどね」
けれど、自分を誤魔化さず、相手に受け入れてもらおうとすることがどれほど難しいのか。おそらく陽乃さんは理解していない。
以下略
607
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◆//lmDzMOyo
[saga]
2015/08/08(土) 00:00:00.23 ID:wlvUAMnco
陽乃「……比企谷くんも、そう言うんだね」
八幡「……」
比企谷くん『も』、とはどういう意味なのかは分からない。
以下略
608
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◆//lmDzMOyo
[saga]
2015/08/08(土) 00:00:27.71 ID:wlvUAMnco
陽乃「……失礼だなぁ、わたしが比企谷くんみたいに捻くれているとでも言いたいの?」
八幡「いやぁ、雪ノ下さんは割とガチで捻くれてるような気がするんですけど……」
特に妹への接し方とか超捻くれているような気がする。妹以外全部に対して捻くれていた俺とは真逆のようで、案外近いのかもしれない。
以下略
609
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◆//lmDzMOyo
[saga]
2015/08/08(土) 00:01:19.61 ID:wlvUAMnco
八幡「案外、答えって近くに落ちているものなんじゃないですかね。でも、人って結構近くにあるものって分からなかったりするんですよ。捻くれてると余計に」
陽乃「……比企谷くん、恋人が出来たからって偉そうにこのやろー!」
八幡「あぷっ、ちょっ、やめっ!」
以下略
610
:
◆//lmDzMOyo
[saga]
2015/08/08(土) 00:01:46.31 ID:wlvUAMnco
陽乃「そうだねー、わたし、比企谷くんとなら付き合ってもいい気がしてきたよ」
八幡「すんませんね、俺には心に決めた相手がいるもので」
陽乃「そっか。めぐりは幸せものだなぁ」
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611
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◆//lmDzMOyo
[saga]
2015/08/08(土) 00:02:20.60 ID:wlvUAMnco
その背を見送りながら、俺は本物とは何かという疑問に想いを馳せる。
ああは言ったが、正直なところ未だによく分からん。
けれど、きっとそれは理詰めで導き出せるものではないのだろう。
以下略
612
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◆//lmDzMOyo
[saga]
2015/08/08(土) 00:02:54.91 ID:wlvUAMnco
× × ×
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613
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◆//lmDzMOyo
[saga]
2015/08/08(土) 00:04:10.93 ID:wlvUAMnco
外の気温はあまり低くなかった。三月に入って一週間ちょっとが経ったが、最近は寒さがあまり厳しくなくなってきており、コートがなくても外に出ることが出来るようになりつつある。段々と春が近付いてきている証拠なのだろう。
グラウンドの方からは騒がしい声がきゃいきゃいと聞こえてくる。卒業する三年生たちのものだろう。少し目線をやれば騒いでいる者や泣いている者など様々な人が入り乱れている。
それから空中廊下の真ん中に立っている彼女に目線を戻すと、その名を呼んだ。
以下略
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