過去ログ - 岸辺露伴は動かない〜エピソード9・くねく​ね〜
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1: ◆Brmz8JLUSQc8[saga]
2015/06/11(木) 22:00:24.92 ID:AYcCl19s0
僕の名前は岸辺露伴。漫画家だ。

これから語る出来事は僕の身に起こった本当の出来事だが…………まぁ、君たちは信じないだろう。別に信じなくったっていい。『そういうこと』があるってだけだから。


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2: ◆Brmz8JLUSQc8[saga]
2015/06/11(木) 22:01:15.77 ID:AYcCl19s0

「露伴先生はぁ〜、怖い話とかって興味ありますかぁ〜?」

ある日、7月も残り数日になったころ。集英社の近くのレストランで再来週分の原稿をチェックしながら、担当編集者の丘流が聞いてきた。

以下略



3: ◆Brmz8JLUSQc8[saga]
2015/06/11(木) 22:01:50.31 ID:AYcCl19s0
これは小さい頃、秋田にある祖母の実家に帰省した時の事である。

年に一度のお盆にしか訪れる事のない祖母の家に着いた僕は、早速大はしゃぎで兄と外に 遊びに行った。都会とは違い、空気が断然うまい。僕は、爽やかな風を浴びながら、兄と田んぼの周りを駆け回った。

そして、日が登りきり、真昼に差し掛かった頃、ピタリと風か止んだ。と思ったら、気持ち悪いぐらいの生緩い風が吹いてきた。僕は、『ただでさえ暑いのに、何でこんな暖かい風が吹いてくるんだよ!』と、さっきの爽快感を奪われた事で少し機嫌悪そうに言い放った。
以下略



4: ◆Brmz8JLUSQc8[saga]
2015/06/11(木) 22:02:31.28 ID:AYcCl19s0
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「………………いやいやいやいやいや、おかしいだろ」

以下略



5: ◆Brmz8JLUSQc8[saga]
2015/06/11(木) 22:03:25.87 ID:AYcCl19s0
電車から降りた後、呼んでおいたタクシーに乗り数十分すると今回泊まる宿に到着した。

「おやおや、とーきょーの方ですか。これはこれは遠いところまでお越しくださって……ささ、お荷物はこちらに」

「あ、ありがとうございます」
以下略



6: ◆Brmz8JLUSQc8[saga]
2015/06/11(木) 22:03:58.18 ID:AYcCl19s0

「ま、僕は僕でこの景色をスケッチさせて貰うけどね」

「先生の故郷もこんな感じ何ですか〜?」

以下略



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