過去ログ - 加賀「反転電波を浴びたから提督を搾首手ポキするわ」 R-18G
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24:名無しNIPPER[sage]
2015/06/16(火) 21:38:42.80 ID:S7xHHFuio
 
 鎮守府近くの岬の森、そこは、通常は立ち入り禁止になっており、今も人の気配はしない。
鎮守府まで遮るものがないため、全体の様子は、双眼鏡でもあれば簡単に見ることができる。
不意に走る額の痛みに震わせながら、検査が終わったのか表に出てくる艦娘の姿を眺めていた。

以下略



25:名無しNIPPER[sage]
2015/06/16(火) 21:39:39.27 ID:S7xHHFuio
 
 幸運、幸運、幸運だ。今にして思えば、これまでの人生において、たいそう運は味方してくれた。
今の立場に至るまでも、至ってから上げた戦果の内容も。幸運は深く食い込んでいるに違いない。

 身体中に激痛が走る。歯をくいしばって耐えながら額の包帯を外した。
以下略



26:名無しNIPPER[sage]
2015/06/16(火) 21:40:38.32 ID:S7xHHFuio
 
 苦痛と、酸欠と、元から鎮痛剤で縮まった思考をさらに狭くした部分で考える。
今夜は病室の様子から新月、異変が始まってずいぶんと時間がたってしまったようだ。迷惑をかけた。
ライトの反射で見える加賀の笑み、唾液が飛んだのかまた歪んだ。今度は中指がゆっくりと曲げられる。

以下略



27:名無しNIPPER[sage]
2015/06/16(火) 21:44:40.79 ID:S7xHHFuio

 ねじり折られた人差し指、のこった親指に加賀は酷く難儀したようだ。
どう苦しめるか悩んでいたようだが、結局爪を剥がして、普通に折ることにしたようだ。
醜い前衛的オブジェのようになった右手、それを尻目に、加賀は、ついに両手を首にかけた。

以下略



28:名無しNIPPER[sage]
2015/06/16(火) 21:45:47.23 ID:S7xHHFuio
 
 そうだ、そうだったのだ。俺は、ずっと、あやふやな目標のために身をささげてきた。

 けれども、それでは駄目だったのだ。そんなものでは、何もかも無駄になるだけ。

以下略



29:名無しNIPPER[sage]
2015/06/16(火) 21:46:25.00 ID:S7xHHFuio

 首に伸びる二本の美しい白い腕は、光を受けてキラキラ輝いて見えた。


30:名無しNIPPER[sage]
2015/06/16(火) 21:48:43.58 ID:S7xHHFuio
今日はこれで終わりです。あと二、三回ぐらいかかるかもしれません。申し訳ありません。

次回から解除パートです。


31:名無しNIPPER[sage]
2015/06/16(火) 22:11:41.57 ID:R8wGUdVCO
いよいよ解除かあ、壊れるなあ(歓喜)


32:名無しNIPPER[sage]
2015/06/16(火) 23:51:43.64 ID:dBgIYjcUO
提督死んでしまったん?


33:名無しNIPPER[sage]
2015/06/17(水) 01:26:44.95 ID:4m6vzrh80
>>25の後病院に担ぎ込まれて>>1に至るってこと?


34:名無しNIPPER[sage]
2015/06/17(水) 07:00:08.11 ID:lhybw3Wgo
解除はさすがに気分が高翌揚します


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