過去ログ - 向日葵「ふたりを繋ぐ夜の電話」
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29:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/16(火) 00:38:43.66 ID:rcfS4V6Mo
誰に見られるわけでもないのに、緩む口元が恥ずかしくて毛布をあげて隠し、布団のやわらかな匂いを吸い込んで、私は目を閉じました。


まぶたの裏には、不思議そうにしている撫子さんに「べつにー?」と意味のある含み笑いを見せたさっきの櫻子の顔が、イメージとして張り付いていました。

以下略



30:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/16(火) 00:39:27.77 ID:rcfS4V6Mo

――
――――
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以下略



31:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/16(火) 00:39:58.18 ID:rcfS4V6Mo
「向日葵どうせ暇でしょ? 『暇』わりだし」


「暇わりってなんですの……まあ、確かに予定はなにもないですけど」

以下略



32:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/16(火) 00:40:46.45 ID:rcfS4V6Mo



「ねえ」

以下略



33:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/16(火) 00:41:14.43 ID:rcfS4V6Mo
「今日は向日葵の番か」


「えっ?」

以下略



34:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/16(火) 00:41:49.85 ID:rcfS4V6Mo
「昨日はさ、本当は私……もう寝ようとしてたんだよ。ベッドの中からかけてたの」


「えっ? そうだったんですの?」

以下略



35:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/16(火) 00:42:40.06 ID:rcfS4V6Mo



しばらく遊んで、陽も少し傾きだしたので、私たちは先輩たちに別れを告げて家に戻りました。

以下略



36:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/16(火) 00:43:07.24 ID:rcfS4V6Mo
お風呂を上がって身体を拭いていると、そういえばと思い出して洗濯機の中にいれた服のポケットをまさぐって携帯を取り出しました。


危ない危ない、洗濯してしまうところだった……言ってるそばから携帯を紛失しそうになってひやひやしていると、今日は私が電話をかける番だということを思い出しました。

以下略



37:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/16(火) 00:43:43.18 ID:rcfS4V6Mo
「も、もしもし?」


「あ、櫻子?」

以下略



38:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/16(火) 00:44:17.41 ID:rcfS4V6Mo
あのね、櫻子。


あなたのことはわからないけれど……私は、こうして電話でお話をするのがちょっとだけ楽しいんですわ。

以下略



39:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/16(火) 00:45:07.69 ID:rcfS4V6Mo
「……なにそれ?」


「いえ、別に……とりあえず、明日はあなたの番ですから。それだけ言っておきますわ」

以下略



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