32:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/16(火) 00:40:46.45 ID:rcfS4V6Mo
 〜 
  
  
 「ねえ」 
  
33:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/16(火) 00:41:14.43 ID:rcfS4V6Mo
 「今日は向日葵の番か」 
  
  
 「えっ?」 
  
34:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/16(火) 00:41:49.85 ID:rcfS4V6Mo
 「昨日はさ、本当は私……もう寝ようとしてたんだよ。ベッドの中からかけてたの」 
  
  
 「えっ? そうだったんですの?」 
  
35:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/16(火) 00:42:40.06 ID:rcfS4V6Mo
 〜 
  
  
 しばらく遊んで、陽も少し傾きだしたので、私たちは先輩たちに別れを告げて家に戻りました。 
  
36:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/16(火) 00:43:07.24 ID:rcfS4V6Mo
 お風呂を上がって身体を拭いていると、そういえばと思い出して洗濯機の中にいれた服のポケットをまさぐって携帯を取り出しました。 
  
  
 危ない危ない、洗濯してしまうところだった……言ってるそばから携帯を紛失しそうになってひやひやしていると、今日は私が電話をかける番だということを思い出しました。 
  
37:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/16(火) 00:43:43.18 ID:rcfS4V6Mo
 「も、もしもし?」 
  
  
 「あ、櫻子?」 
  
38:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/16(火) 00:44:17.41 ID:rcfS4V6Mo
 あのね、櫻子。 
  
  
 あなたのことはわからないけれど……私は、こうして電話でお話をするのがちょっとだけ楽しいんですわ。 
  
39:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/16(火) 00:45:07.69 ID:rcfS4V6Mo
 「……なにそれ?」 
  
  
 「いえ、別に……とりあえず、明日はあなたの番ですから。それだけ言っておきますわ」 
  
40:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/16(火) 00:45:44.49 ID:rcfS4V6Mo
 髪を乾かして、パジャマに着替えて部屋に戻ると……ほんの十分ほど前まで起きていた櫻子も、明かりの消えた部屋で楓と一緒に眠っていました。 
  
  
 私と楓のふたつの布団の間に楓がいて、楓の布団のほうに櫻子が寝て……枕元には携帯があって、片方の手は楓を撫でたままになっています。 
  
41:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/16(火) 00:46:22.68 ID:rcfS4V6Mo
 明日は日曜日。私も櫻子も、もちろん楓も特に用事はありませんので……きっとまた一緒にいるのでしょう。 
  
  
 金曜日に出た数学の宿題……どうせまだやってないのでしょうから、一緒にやってあげてもいいですわ。 
  
42:孤独の人[sage saga]
2015/06/16(火) 00:46:59.92 ID:rcfS4V6Mo
 ありがとうございました。 
  
 向日葵ちゃん誕生日おめでとう!! 
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